埼玉独自大会7回制、どう戦う? 花咲徳栄、主砲・井上朋也が1番の超攻撃的打線…岩井監督「今まで以上に立ち上がりを攻めていきたい」

1番での起用が有力な花咲徳栄・井上
1番での起用が有力な花咲徳栄・井上

 新型コロナウイルスのため、夏の甲子園とともに中止になった都道府県大会に代わる独自大会で、7イニング制を採用する県がある。練習期間が短く、体力に不安を抱える選手への配慮が主な理由で、全国有数の激戦区・埼玉も、その一つだ。どのチームにとっても未知の戦い。主砲である井上朋也内野手を1番に置く超攻撃的打線で臨む昨秋の覇者・花咲徳栄にスポットを当てた。(浜木 俊介)

 埼玉県高野連が、6月12日に7イニング制による独自大会の実施を発表すると、花咲徳栄の岩井隆監督(50)は、ほどなく主砲の井上朋也内野手(3年)を1番に据えるプランを明らかにした。「先手必勝。今まで以上に立ち上がりを攻めていきたい。初回の攻撃開始から10分くらいで得点しているのが理想です」

 井上は、高校通算48発の右のスラッガー。2年春から4番に座り、昨秋の公式戦では、チームでトップタイの11打点を挙げている。ポイントゲッターが、リードオフマンとしてどのように機能するのか。岩井監督は、50メートル6秒1という井上の「足」を強調した。

 「単に打つだけではなく、攻撃のバリエーションを広げることができる選手だと考えています」。2番に入るのは、昨秋、井上に続く5番として10打点を稼いだ中井大我捕手(3年)。出塁した井上が足を生かしたうえで中井がかえす。“2人で1点”というシーンが頭にあるようだ。

 田村大哉内野手(3年)は変わらず3番を務め、4番には、1番を打っていた南大輔外野手(3年)。「出塁できて長打もあり、もちろん足も速い。ここから、もう一度攻撃が始まるというイメージです」と説明した岩井監督が、新たなキーマンとして挙げたのが、9番に入る予定の南雲壱太内野手(3年)だ。「しつこくて出塁率が高い。トップバッターのような役割ができる打者です」。この選手がつなぎとなれば、1番・井上がランナーをかえすという得意な仕事に回ることができる。

 「周囲の注目度が高い井上のことは、他の選手も見ています。だから、彼が打つとチーム全体が乗っていく。そういう意味でも、核弾頭になれる選手ではないでしょうか」と岩井監督。いくつもの“仕掛け”が用意されているニュー徳栄打線は、他校にとって大きな脅威となるに違いない。

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