【メディカルNOW】新型コロナ、今は自衛の局面 感染例から何を学ぶ?

 新型コロナの新規感染者が過去最高となる中、休業要請などがまったく行われていない。「東京アラート」が解除された6月11日、小池百合子知事は「これからは自衛の局面」と言ったが、私たち自身で自衛せざるを得ない。

 参考になるのは感染例だ。東海地方の市が具体的な感染例を公表しているので紹介する。

 ▼30代男性会社員が週末、京都で開かれたオンラインゲームのオフ会に参加。10時から16時まで参加者約40人。その後、17時半から20時半まで2次会(参加者約10人)。その日のうちに帰宅。6日後にけん怠感。9日後にオフ会に参加した知人がPCR検査で陽性と知る。10日後に検査で陽性と判明。

 ▼60代男性会社員が妻と週末に京都日帰り旅行。昼食は東山界隈を散策し食べ歩き。夕食は京都駅近くの飲食店で食事。9日後に発熱(37.5度)。解熱剤で熱が下がるが12日後に発熱(38度超)、主治医が往診して帰国者・接触者相談センターを予約。17日後にPCR検査を受け陽性と判明。妻も感染が確認された。

 ▼市内の接待を伴う飲食店で20~40代の女性4人がPCR検査で陽性と確認された。職場内での感染があったと推察される。コロナ対策で利用客の名簿を記録していたため濃厚接触者を特定して調査中。

 感染経路不明というケースも多いが、紹介した3例は「飲み会」「会食」「接待を伴う飲食店」で、いずれもマスクを外すことが共通している。米・ニューヨーク市は徐々に規制が緩和されているが、レストランなど屋内での飲食がいまだに許可されていない。カラオケ店を含めてマスクを外す場合、そこは感染のリスクがどの程度あるかを確認する必要があるだろう。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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