【東東京】身長2メートル・秋広優人、大谷翔平ほうふつとさせるプレーにスカウト5人来た

6回2死二塁、適時二塁打を放った二松学舎大付の秋広(左)は身長が2メートルあり、文京の二塁手・陶山と背の高さの違いは歴然
6回2死二塁、適時二塁打を放った二松学舎大付の秋広(左)は身長が2メートルあり、文京の二塁手・陶山と背の高さの違いは歴然

◆高校野球 東東京代替大会 ▽1回戦 二松学舎大付10―2文京=7回コールド=(25日・大田スタジアム)

 東東京では、身長2メートルの「二刀流」として注目される二松学舎大付の秋広優人投手(3年)が、4番・投手で登場。エンゼルス・大谷翔平投手(26)をほうふつとさせるスケールの大きなプレーを披露した。6回に左越えの適時二塁打を放ち、投げては5回を1失点。チームの初戦勝利に貢献した。

 懐が深く、ゆったりとした左打席での構えは、まるで大谷だ。6回裏2死二塁。外めの甘い変化球をジャストミートした秋広の打球は、大きな弧を描いてレフトの頭を越えていった。逆方向へ打つお手本のようなスイングでの適時二塁打。「タイミングを取って振れば飛んでいくと思った」と余裕のコメントを発した。

 視察に訪れたプロ野球のスカウトは、3球団5人。その中に、日本ハムのGMとして12年ドラフトでの花巻東・大谷の獲得に携わった山田スカウト顧問がいた。「構えやしぐさが(大谷に)似ているね」と言って笑みを漏らした。

 大物ならではの場面は、もうひとつあった。二松学舎大付が1点リードで迎えた5回裏。1死一、三塁で打席に向かおうとした時、文京ベンチは申告敬遠策を取った。一塁ベースが埋まっている状況で、しかも続く打者は、1年夏に甲子園を経験している主将・山田将義捕手(3年)だ。「勝負してくると思っていた。驚きました」。山田が意地の犠飛を放ち、差は2点に広がった。

 背番号は「3」。昨秋から投手にチャレンジしたばかりだが、5回まではマウンドでも奮闘した。“秋広対策”として、目線を上げず高めを捨てる作戦を徹底した文京打線に被安打6。3、5回には2死満塁のピンチを背負ったものの、高身長ならではの角度のある低めの直球とフォークボールを駆使して切り抜けた。この日の最速は139キロ。自身のMAX143キロには届かなかったが、山田スカウト顧問は「上背は持って生まれたもの。スピードは出ていなくても、コントロールの良さを感じた」と素材の良さを評価した。

 「最初は硬さがあったが、後半からは取れてきた」と秋広。プロ注目の存在でも、今の思いは「優勝したい」。その右腕とバットで、チームをけん引していく。(浜木 俊介)

 ◆秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年9月17日、千葉県生まれ。17歳。幼稚園の年中から軟式野球を始める。宮本中では江戸川ボーイズに所属して内野手。二松学舎大付では2年秋から投手も兼ねる。高校通算22本塁打。200センチ、95キロ。右投左打。

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請