高山峻野、110メートル障害&100メートルの二刀流初戦V締め

高山の20年東京選手権全成績
高山の20年東京選手権全成績

◆陸上 東京選手権 第3日(25日、東京・駒沢陸上競技場)

 男子110メートル障害決勝で、日本記録保持者の高山峻野(25)=ゼンリン=が大会新記録の13秒54(向かい風1・1メートル)で優勝。本職外の100メートルにも参戦し、3日間で6レースをこなした“二刀流”は今季初戦を快勝で締めくくった。男子800メートルでは、昨年の日本選手権王者クレイアーロン竜波(18)=相洋AC=が大会新の1分50秒54で制し、今秋の米テキサス農工大留学へ弾みをつけた。

 高山は中盤で抜け出し、リードを最後まで譲らなかった。今季好調の石川周平(25)=富士通=を0秒07の僅差で退け、19年ドーハ世陸代表でライバルの泉谷駿介(20)=順大=には0秒26の大差をつけた。小雨に1メートル超の向かい風。「この条件でこのタイムは、思った以上。決勝は1本(レースを)まとめられて良かった」。タイムも内容も合格点のレースで、勝ちきった。

 今季初戦の今大会は、本職外の100メートルも参戦する“二刀流”。3日間で6本を走り、スタートの感覚やスピード感を養って状態を上げた。「2種目出たらダメ。体がもたない」と苦笑いしつつ「スタートが不安定だったけど、前に飛び出せたのが一つ。準決勝は(レース)後半もまとめられた」と収穫もかみ締めた。

 昨秋のドーハ世陸は準決勝進出。東京五輪参加標準(13秒32)も突破済みで、来夏の本大会は決勝進出を視界に捉える。次戦は五輪会場で開催のセイコーゴールデングランプリ(8月23日、国立競技場)。いつも謙虚な25歳は「後ろの方をちょこちょこ走りたい」と“高山節”で控えめに意気込んでいた。(細野 友司)

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