110メートル障害で日本最速の高山峻野、大会新で東京選手権制覇「タイムは思った以上」

◇陸上 東京選手権 第3日(25日、東京・駒沢陸上競技場)

 男子110メートル障害決勝で、日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)が13秒54(向かい風1・1メートル)の大会新記録で優勝。今季初戦で順調な滑り出しを見せた。

 雨模様と向かい風の中、高山は中盤で抜け出してリードを守り抜いた。今季好調の石川周平(富士通)に0秒07差で競り勝ち、19年ドーハ世陸代表でライバルの泉谷駿介(順大)には0秒26の大差をつけた。「この条件の中でこのタイムは、思った以上。決勝は1本(レースを)まとめられて良かった」と表情を緩ませた。

 今大会は“二刀流”で自分を追い込んできた。100メートルにもエントリーし、23~24日の2日間で決勝まで3レースに出場。本職の110メートル障害と合わせ、3日間で6本を走り抜いた。100メートルでスタート感覚やスピード感を養いつつ、本職の110メートル障害でもタイトル獲得。「教訓は、2種目出たらダメだということ。体が持たない。ハードル1本に絞っていった方がいい」と苦笑いしつつ、今大会を通しての収穫として「スタートが不安定だったけど、前に飛び出せたのが一つ。準決勝は(レース)後半もまとめられた」と胸を張った。

 昨秋のドーハ世陸では、準決勝に進出。既に五輪参加標準(13秒32)を突破済みで、来夏の東京五輪ファイナリスト入りも十分視界にとらえる。今後は五輪会場で開催されるセイコーゴールデングランプリ(8月23日)などを経て、日本選手権(10月、新潟)へ仕上げていく。いつも謙虚な姿勢を崩さない高山は「ゴールデングランプリでは、後ろの方をちょこちょこ走りたい」と、控えめに意気込んでいた。

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