池江璃花子、聖火ランナーにリストアップ…23日五輪1年前イベントでメッセージ発信

来年の五輪の聖火ランナーにリストアップされた池江璃花子
来年の五輪の聖火ランナーにリストアップされた池江璃花子
東京五輪聖火リレーで走行予定だった主な著名人
東京五輪聖火リレーで走行予定だった主な著名人
聖火と名場面
聖火と名場面

 新型コロナウイルス感染拡大で史上初の延期となった東京五輪は、23日に開会式まであと1年の節目を迎える。来年仕切り直しとなる聖火リレーで、白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=がランナーとしてリストアップされていることが22日、明らかになった。池江は23日に国立競技場から全世界にライブ配信される1年前イベントでアスリートへのメッセージを発信するが、本番でも大役を担う可能性が出てきた。

 池江が聖火ランナーの一員として名を連ねる可能性が浮上した。複数の大会関係者が、「池江選手はリストに挙がっている」と認めた。白血病を乗り越え、復帰への挑戦を続ける姿は、アスリートだけでなく多くの人を勇気づけてきた。コロナ禍の克服というテーマを背負う東京五輪。正式なオファーの検討などはこれからだが、出番を待ち望む声は根強い。

 聖火リレーは今年から1日前倒しされ、来年3月25日から121日間にわたり1万人のランナーがトーチをつなぐ予定だ。池江は世界的にも発信力のある存在として、23日の1年前イベントにも抜てきされた。聖火ランナーとして名前が挙がるのは、自然な流れと言えるだろう。クライマックスとなるちょうど1年後の開会式で、国立競技場に登場する可能性もある。過去にも例があったように、開会式でアスリート同士のリレーが行われる場合には、待望論のあるフィギュアスケートで五輪2連覇の羽生結弦ら、国民的スターとの豪華共演の夢も膨らむ。

 4日に20歳となり、今は10月の日本学生選手権(インカレ)出場を目指し、練習を積んでいる。目標はあくまで東京ではなく、先の24年パリ五輪に置いていると既に明言しているが、選手として東京に参加する道も残されてはいる。オファーは選手としての動向や体調面も見極めながら、出されることになりそうだ。

 1年前イベントでは、午後8時から国立競技場に登場する。空模様が気にはなるが、ピッチに単身立ち、全世界のアスリートに向けてメッセージを朗読する予定だ。五輪組織委は「大会を目指すアスリートへのエール、大会を支えてくださる全ての方への感謝・敬意を込めたプログラム」と説明しており、その模様は「Yahoo! JAPAN特設サイト」で配信される。

 今回のイベントは、コロナ禍に苦しむ世間の状況も踏まえ、過度な演出を控え、無観客で行われる。メディアや関係者の数も限定した上で、消毒、検温など感染防止策を徹底。まだ回復途上にある池江にも配慮し、ウイルスへの厳戒態勢を敷くという。

 96年アトランタ五輪の開会式で、パーキンソン病と闘う元ボクシング世界王者のムハマド・アリが聖火台に点火した姿は、深い感動を誘い、五輪の価値や意味を知らしめた。病の中でも前向きな姿勢を失わなかった池江が希望の灯を運ぶのなら、その意義は深い。

 ◆池江 璃花子(いけえ・りかこ)2000年7月4日、東京・江戸川区生まれ。20歳。淑徳巣鴨高を卒業し、日大に在学中。姉と兄の影響で3歳から水泳を始め、専門は自由形とバタフライ。15年世界選手権で14年ぶりの中学生代表になり、16年リオ五輪は日本勢最多の7種目に出場。現在100メートルバタフライ(56秒08)をはじめ、リレー、短水路を合わせ16個の日本記録を保持。19年2月に白血病を公表。同年12月に退院した。

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