鈴木みのるVS永田裕志、有観客でも104歳抗争…金曜8時のプロレスコラム

20日の後楽園ホール大会で張り手合戦を繰り広げた鈴木みのる(左)と永田裕志(新日本プロレス提供)
20日の後楽園ホール大会で張り手合戦を繰り広げた鈴木みのる(左)と永田裕志(新日本プロレス提供)

 大相撲7月場所が両国国技館で上限2500人の観客を動員して開催されている。本来ならば7月の本場所は、愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)での名古屋場所だが、「移動や長期滞在でのウイルス感染を勘案し、国技館での開催と致しました」と日本相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)。夏の恒例行事がキャンセルとなった愛知県体育館で25日に新日本プロレス「SENGOKU LORD in NAGOYA」が開催される。

 メインイベントは史上2人目のIWGPヘビー級&同インターコンチネンタル2冠王のEVILが、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(30)の挑戦を受けるダブル選手権だが、私が推すのは、第4試合の10人タッグマッチ。棚橋弘至、飯伏幸太、永田裕志、天山広吉、マスター・ワト組VSタイチ、ザック・セイバーJr.、鈴木みのる、金丸義信、DOUKI組だ。

 棚橋&飯伏の前IWGPタッグ王者コンビ“ゴールデンエース”のお披露目マッチだが、注目は永田と鈴木の52歳同士のライバル抗争だ。以前、このコラムで「永田裕志と鈴木みのる、東京ドームを超えた無観客打撃音合戦」として紹介した。6月17日の無観客、会場非公表での「NEW JAPAN CUP2020」1回戦で両雄は激突し、高校2年の関東高校選抜レスリング選手権から続く因縁を張り手とエルボー合戦で無観客ならではの打撃音で視聴者を魅了したのだ(試合は永田が20分35秒、バックドロップホールドで勝利)。

 20日に、有観客となって初の“格闘技の聖地”東京・後楽園ホールでの「NEW JAPAN ROAD」でも、第5試合の8人タッグマッチで、棚橋弘至、飯伏幸太、永田裕志、マスター・ワト組VSタイチ、ザック・セイバーJr.、鈴木みのる、金丸義信組として激突。

 試合は金丸が12分5秒、タッチアウトからの片エビ固めでワトに勝利したが、鈴木と永田は、後楽園ホール(最大キャパ2005人)の25%以下となる482人(札止め)の観衆の前でも張り手&エルボー合戦を繰り広げたのだ。無観客限定の打撃音抗争ではなく、観客の前でも52歳抗争を続けようという両雄の意志確認ができた瞬間だった。

 例のごとく、密防止で報道陣も入れないバックステージでの広報発表コメントを全文紹介しよう。

 永田裕志「わずか1か月ちょいで景色がガラッと変わっちゃったね。鈴木みのるが俺を思いっきり見てる。こんな快感ない。ドンドン殴れ。殴れ。ただし、やり返される覚悟があるなら。なんか言ってましたか、彼は? なんか言いたいことがあったんじゃないのか? ハッキリ言葉で物を言ってみな。俺は逃げも隠れもしない」

 鈴木みのる「おいおいおいおいおいおい! 永田ーッ! 永田よ、どこ行ったー! これで終わりじゃねえだろうな? 永田よ、もう一度殴らせろ。おい、永田、もう1発、もう100発、お前の首差し出せ。ぶち殺してやる。永田とシングルマッチ組めよ。これが王の望みだ。叶えろ。わかったか? わかったか…? わかったかーーッ!(TVカメラに向かって絶叫)」

 両雄はシングルマッチに向けて、動き出した。その舞台はどこになるのか、願わくば超満員の観客動員が可能になった大会場で見たい。やはり1万人規模の両国国技館だろう。上限2500人で開催中の7月場所を見ながら、そんな日が来ることを夢想した。(酒井 隆之)

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