18歳・藤井聡太棋聖、いちばん会いたい人、欲しいドラえもんひみつ道具…18の質問《上・私生活編》

東京・将棋会館の対局室「香雲の間」で盤上に駒を並べ、柔らかな笑顔を見せる藤井聡太棋聖(カメラ・矢口 亨)
東京・将棋会館の対局室「香雲の間」で盤上に駒を並べ、柔らかな笑顔を見せる藤井聡太棋聖(カメラ・矢口 亨)
米AMDのリサ・スー社長兼CEO(AP)
米AMDのリサ・スー社長兼CEO(AP)

 史上最年少でタイトルを獲得した将棋の藤井聡太棋聖(18)が21日、スポーツ報知のインタビューに応じた。19日に18歳になったばかりの若き棋聖に18の質問を投げ掛け、素顔に迫った。天才が語る等身大の声を「私生活編」「将棋編」に分けて紹介する。(聞き手・北野 新太)

 ■いちばん会いたい人

《質問〈1〉》棋聖獲得、改めておめでとうございます。タイトルホルダーとして将棋界を代表する立場になり、他業界との交流も増えると思います。ちなみに「世界でいちばん会いたい人」ってどなたなんでしょうか?

 「あ、ハイ…。(米国の半導体メーカー)AMDのCEOでいらっしゃるリサ・スーさんに…。2、3年前に自分がAMDの『RYZEN』(CPU=コンピュータの頭脳部)を使っていることに対してのツイートをしていただいて、かなりうれしかったので。一度はお会いしたいなあと思っています」

《質問〈2〉》パソコンを自作されてますからね…うなる人選です。コンピュータ関連の話題…なのかどうか分かりませんけど、昨今の棋士の皆さんはツイッターやYouTubeなどを駆使して情報発信する人が多いですよね。久保利明九段がツイッターを開始し、森内俊之九段もYouTubeを始めた時代です。棋聖はSNSなどをスタートさせる予定はないんですか?

 「皆さん、素晴らしいことだなあと思って見ています。今のところ自分は向いてないのかもしれませんが、適切な時期には、渡辺明先生や佐藤天彦先生のように自分の指した対局の振り返りなどをメインにしてやってみたいな、とは思っています」

 ◆リサ・スー(Lisa Su) 米AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)社長兼CEO。台湾出身の米国人で半導体研究者としてIBMなどで活躍。2012年にAMDに移籍すると、悪化の一途をたどっていた同社の業績を好転させ、14年に社長に。現在、世界のCPU市場に最も影響力を持つ女性として知られる。

 ■乗ってみたい鉄道

《質問〈3〉》趣味系の話で言いますと、先日の王位戦第2局は北海道対局でした。鉄道ファンとして積年の憧れを抱いていた宗谷本線に乗りたいという思いも、ちょっとは脳裏をかすめたのでは…。

 「札幌でしたので、鉄道駅としては日本最北端になる稚内駅への路線に乗るのはなかなか…。自分の住んでいる愛知からは、沖縄の『ゆいレール』を除けば国内では最も遠い路線です。景色もいいんだろうなあ、と思っていますので一度は乗ってみたいです。最近、全然(地方の鉄道には)乗っていないんですよ。乗ったことのない路線には機会があれば乗ってみたいと、いつも思っています」

 ◆宗谷本線(そうやほんせん)旭川―稚内間259.4キロを走る日本一運行区間の長いローカル線。稚内駅は日本最北端の駅。主に内陸部を走るが、海岸を望む風景が鉄道ファンから高い人気を集める。特急は「宗谷」「サロベツ」が運行。

  • JR宗谷線を走行する列車(JR北海道提供)

    JR宗谷線を走行する列車(JR北海道提供)

 ■欲しいドラえもんの道具

《質問〈4〉》王位戦第2局で思い出しました。おやつに美味しそうな「どら焼き」を頼まれていましたよね。以前「ドラえもん」愛を語っておられましたが…いちばん使ってみたいひみつ道具って何かと、この際に伺ってみますと…。

 「うーん…。いちばん役に立つのは『グルメテーブルかけ』であることは間違いないです。何でも好きなものが出てきますから…。あったらいちばんうれしいですね。キノコ!? 苦手です。食べたことがあるのはシイタケとエノキくらい。食感がキライです」

 ◆グルメテーブルかけ 国民的マンガ「ドラえもん」でドラえもんが四次元ポケットから出現させるひみつ道具のひとつ。食べたいメニューをリクエストすると何でも出てくるという夢のようなテーブルクロス。「どこでもドア」「タケコプター」などとは異なり、知る人ぞ知るアイテムだ。

  • 柔らかな表情で質問に答える藤井聡太棋聖
  • 柔らかな表情で質問に答える藤井聡太棋聖

《質問〈5〉》棋聖になって、さらには18歳になられました。2022年には「成人」に規定されるようになる年齢です。

 「普段、年齢を意識して生活しているわけではありませんけど、18歳からは選挙権があるので投票には行きたいとは思っています」

《質問〈6〉》コロナ禍による世界の変化はどのように見ておられたのでしょう。

 「特に4月に感染が拡大して東西(将棋会館)への移動を伴う対局が延期になり、今後1、2年…数年間というのは既存の社会における多くのことが変わっていかざるを得ないのかな、ということを考えていました。社会全体にとって大きな出来事ですので、自分にとっても高い関心があります」

《質問〈7〉》影響を受けて東京五輪も延期になってしまいました。聖火リレー走者になる予定でしたから残念だったのでは…。

 「延期はやむを得ませんし、来年の開催も不透明な部分があると思いますが、アスリートファーストを大切にして、携わる皆さんにとってより良い形になればいいと思っています。リレーですか? ずっと走っていないので、楽しみより不安が大きいです(笑)」

《質問〈8〉》走ると言えば、中学時代に50メートル走6秒8をマークした棋界随一の俊足として知られます。興味本位なのですが、現状のタイムはいかがでしょうか。あ、そうだ。169センチと伺っていた身長が伸びた説もささやかれていますが…。

 「去年、7秒0だったんです…。今年は体力テストがないんですけど、ダメでしょうからね…。もう計らなくていいかな…と思っています。身長は変わらないんですけど、170センチです。体重は60~62キロくらいです」

《質問〈9〉》師匠の杉本昌隆八段は「10年も経過すれば棋聖が家庭を持っていてもおかしくはない」とおっしゃっていました。将来、結婚したり家庭を築くことについて現時点ではどのようなイメージをお持ちなのでしょうか。

 「自分としてのイメージは…まだまだないです。特に考えていない、というのが正直なところです」

東京・将棋会館の対局室「香雲の間」で盤上に駒を並べ、柔らかな笑顔を見せる藤井聡太棋聖(カメラ・矢口 亨)
米AMDのリサ・スー社長兼CEO(AP)
JR宗谷線を走行する列車(JR北海道提供)
柔らかな表情で質問に答える藤井聡太棋聖
すべての写真を見る 4枚

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請