ボクシング五輪代表の岡沢セオン 山形市内の飲食店実家のコロナ風評被害を懸念「あるかも知れない」

スポーツ報知

 東京五輪のボクシング男子代表チームが21日、オンライン取材に応じ、20日から始まった山形・蔵王での第1次強化合宿の様子を語った。新型コロナ感染対策に外出は一切せず、合宿所内でも適時のアルコール消毒や食事中でのゴム手袋着用など、“完全巣ごもり状態”で強化を行っているが、山形市出身のウエルター級代表の岡沢セオン(24)=鹿児島県体協=は、山形市内で飲食店を営む実家への風評被害を案じた。

 合宿前は、活動拠点の鹿児島・鹿屋市内を襲った7月豪雨の被災地に滞在。練習ジムも床上浸水の被害に遭い、器具やグラブ、床が使用不能になった。日本ボクシング連盟からはグラブやミットなどのボクシング用品が郵送され、ジムの復旧支援を求めるクラウドファウンディングも設立。コロナ禍の中での豪雨被害を経て、今合宿に参加したが、「自分の地元の山形で合宿は相当うれしいし、(蔵王は)スキーでも来たことがある場所。コロナの影響で山形市に帰れない残念な気持ちでいながら練習している」などと話し、実家のある山形市内には戻っていないことを強調。山形県外からの訪問者だけに実家への風評被害も「あるかも知れない」と案じた。岡沢の心境として、日本連盟も「東京など新型コロナの感染拡大地域から選手が集まるということで、風評被害が立つのを案じている」と説明した。

 27日まで行う、男子の完全巣ごもり合宿では「五輪が1年間延びたからには延びた意味があるという大会にしたいし、金メダル狙ってしっかり練習したい」と意気込んでいた。

 第1次強化合宿に選手は五輪出場枠獲得を目指すフェザー級の堤駿斗(東洋大学)、ライトヘビー級の梅村錬(拓大)を含め、ライト級の成松大介、ライトウエルター級の岡沢、ミドル級の森脇唯人(自衛隊)の五輪代表3人の計5人が参加。コーチ陣はシン・ウラジミール・コーチや本博国強化委員長ら6人が帯同している。

 女子の第1次強化合宿は23日から富山県内で行い、フライ級・並木月海(自衛隊)、フェザー級・入江聖奈(日体大)の東京五輪代表のほか、五輪出場枠獲得を目指すライト級・濱本紗也(日大)、ミドル級・津端ありさ(埼玉中央病院)が参加予定。

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