◆高校野球代替大会 ▽鳥取・2回戦 米子東9―2米子西(20日)
鳥取では米子東の超大型遊撃手・岡本大翔(3年)が、8球団のスカウトが視察する前で2安打2打点と活躍した。秋田では準決勝が行われ、元巨人投手コーチの尾花高夫氏(62)が総監督兼投手コーチを務める明桜が8回コールド勝ち。22日の決勝では、全国一番乗りの優勝をかけて能代松陽と戦う。千葉、茨城の3回戦以降などの組み合わせが決定。千葉は8地区に分かれて地区トーナメントを行った後に再抽選し、各地区の優勝校で準々決勝以降を行う。
芯で捉えたライナー性の当たりが中前で弾んだ。米子東・岡本が2回2死二、三塁から2点二塁打。「気持ちをぶらさず、いつも通りのプレーができました」。8球団のスカウトが視察する中で5打数2安打2打点1盗塁とアピールし、チームの8強入りに貢献した。
身長190センチの超大型遊撃手だ。巨人・岸スカウトは「逆方向に大きいのを打てるのが魅力的。ハンドリングが柔らかく、成長を感じる」と守備面も高評価。打撃は巨人・坂本を参考にしており、同姓の巨人・岡本からは「球団の公式YouTubeで見ています。オンオフの切り替えがすごい」とプロの姿を学んでいる。
昨年は春夏ともに甲子園に出場した。夏の「熱闘甲子園」のテーマソング「宿命」を歌うOfficial髭男dismのボーカル・藤原聡(28)は同校の先輩。念願のプロ入りを果たして「ヒゲダン」に続きたい。(菅原 美沙)
◆岡本 大翔(おかもと・ひろと)2002年9月12日、鳥取・西伯郡生まれ。17歳。小1から軟式野球を始め、岸本中では米子ボーイズに所属。米子東では1年春から一塁手でレギュラー、同年秋から遊撃手。高校通算26本塁打。家族は両親、弟、妹。190センチ、92キロ。右投右打。