◆高校野球代替大会 ▽大阪1回戦 東3―2大教大池田(20日・大阪市南港中央)
偏差値60以上の高校がぶつかり合った。初回から投手戦が繰り広げられ、東・保手浜才(ほてはま・さい)投手(3年)は打たせて取る投球で6回2安打無失点と好投。「自分に自信を持ってプレーしているだけ」と落ち着いて振り返った。
自粛期間中にオリックス・山本由伸の投球を研究。「投げやすいのかなって思って、やってみたら投げやすくて」と参考にした。制球が良くなり自信の成長を実感。7回からは遊撃手の林怜央(3年)と交代し、「どっちが先発で何回まで投げるか、2人で試合前に話し合って決めている」とお互いを意識、尊敬し高め合っている。
大前浩文監督は大阪・桜宮高での現役時代、阪神・矢野燿大監督(ともに51)と副主将、主将の間柄だった。今も連絡を取り合っており、全国の球児に甲子園の土をキーホルダーで贈呈するというニュースを見て、「ありがとう」とショートメッセージを送ったという。チームの応援タオルは黄色で「阪神ファンだけど、タオルはたまたま」と頬を赤くした。