【巨人】今村信貴、373日ぶり1勝…阿部2軍監督直伝“慎カット”「しっかりできたかな」

5回を投げ終えた今村は、笑顔でガッツポーズ(カメラ・橋口 真)
5回を投げ終えた今村は、笑顔でガッツポーズ(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リ-グ DeNA1―2巨人=6回終了降雨コールド=(17日・横浜)

 雨ニモ負ケズ、風ニモマケズ―。今村が力を振りしぼった。1点リードの5回2死一、二塁で昨年2本塁打を浴びたソトを迎えた。カウント2―2からの7球目、最後はフォークで落としてボテボテの投ゴロ。「あの場面で抑えられたというのは少しは成長できているのかな」と少し胸を張り、ベンチに戻ると笑みがこぼれた。

 初回から強い雨が降り続けた。2回にはロージンを交換。4回にはマウンドの土が入れ替わった。コンディションは最悪だったが、阿部2軍監督の言葉を胸に踏ん張った。「気持ちが何度も切れそうになったが、阿部さんから『気持ちだけは負けずにやってこい』と言っていただいていたので、しっかりできたかな」

 春季キャンプで2軍降格後に、同監督のアドバイスのもと再習得したカットボールは右打者の内角をえぐり、ロペスも目を丸めるほど。持ち味の緩急も使って5回89球6安打1失点で、昨年7月10日の阪神戦(甲子園)以来、373日ぶりの白星。左腕の力投に原監督も「あの(足元が)悪いなか、よく頑張ったと思います」と拍手を送った。

 先発ローテを回っていた田口が左太もも裏の張りで離脱し、今村にチャンスが巡ってきた。だが、1軍のマウンドに上がるまでの道のりが長かった。チーム状況や、試合が雨天中止になるなど1軍と2軍を行ったり来たり。登板日が飛びまくり「おかしくなりそう…」とつぶやいたほど。“不運”な状況が続いたが、どんな境遇にも負ケズ、辛抱強く時を待った。

 念願の1軍の舞台は大雨だったが、しっかり結果を残した。「阿部さんのもとで技術面だったりを教えていただいたので、1軍で結果として出たのが良かった。少しは恩返しできたのかな」。プロ9年目の26歳。1軍ローテ入りを諦めず、進み続ける。(玉寄 穂波)

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