【楽天】辰己涼介“5度目の正直”高橋光成から初安打が2ラン

6回2死二塁、2号2ランを放った辰己
6回2死二塁、2号2ランを放った辰己

◆パ・リ-グ 楽天7―4西武(16日・楽天生命パーク)

 楽天は西武に7―4で2連勝。3―1で迎えた6回、辰己涼介外野手(23)が、右翼席へ今季2号2ラン。15日の西武戦(楽天生命パーク)まで自身3試合連続でノーヒットに終わっていた辰己の会心の一発で加点し、競り勝った。

 辰己の弾丸ライナーが、右翼席へ伸びた。2点リードの6回2死二塁。リードを広げた一発は、高橋光の直球を捉えた2号2ラン。「打ったのはストレート。うまく体が反応して打てました」と声を弾ませた。

 “5度目の正直”だ。高橋光とは昨季の対戦時に2打数ノーヒット。伸びのある直球とフォークにタイミングを合わせられなかった。この日も1打席目は空振り三振。5回先頭の第2打席では左飛に倒れた。6回の第3打席では、あえて「高めのボールを待っていた」。狙い通り、力のある高めの直球を一振りで仕留めた。

 昨年、好きだったのが人気漫画の「ワンパンマン」。スキンヘッドの主人公(サイタマ)が、強敵に立ち向かうストーリーだ。修業らしい修業もしていないサイタマが強敵をたった1発のパンチで倒し続けていく。「ヒーローもの」とは一線を画しており「どこかシュールで面白いんです」。

 アニメのような“会心の一撃”を追い求めていた。能力に自信があったからだ。遠投は125メートル。50メートル走5秒7と運動能力は抜群。ドラフト1位で入団し「持ち味はフルスイングなんで」と語ったこともある。しかし打率は2割2分9厘。4本塁打に終わり昨季終了後には「実力不足です」と素直に頭を下げた。

 昨秋の倉敷キャンプでは、ツイスト打法にも挑戦。大振りだったスイングを改造すべく、試行錯誤を繰り返してきた。今はミート重視のコンパクトなフォームを習得中だ。三木肇監督(43)は「これからも続けて頑張って欲しい」。毎試合思い通りにはいかないだろう。辰己は時に迷い、努力を積み重ねてヒーローになる。(高橋 宏磁)

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