陸上の女子ハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32)=積水化学=が15日、ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会(北海道・網走市陸上競技場)1500メートルに出場し4分20秒14で4着だった。岡山・興譲館高3年だった05年以来、15年ぶりの種目で自己記録(4分22秒75)を2秒61更新したが、「初めての試みである1500メートルのレース。中距離の難しさを全身で感じた。自分の弱い部分が出てしまった」と振り返った。
レースは昨年の日本選手権で800&1500メートル2冠の卜部蘭(積水化学)が序盤から積極的に集団を引っ張り、その後ろに新谷はぴたっとついた。指導する横田真人コーチ(TWOLAPS)は「スピード練習の一環として臨んだ」と意図を説明。1000メートル手前で卜部が抜け出すと、新谷も冷静に追いかけて4着でゴールした。