高橋知典弁護士「責任のある親が一人もいなかったというのが、稀華ちゃんにとって最大の不幸だった」3歳女児の放置死事件

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 TBS系情報番組「グッとラック!」(月~金曜・朝8時)は15日、3歳の長女を自宅に放置して死亡させたとして、東京都の飲食店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24)が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件を取り上げた。梯容疑者は、自宅マンション室内に長女の稀華(のあ)ちゃんを放置し、約8日間、鹿児島県に旅行していた。

 MCの落語家・立川志らく(56)と、コメンテーターの女優・星野真理(38)の見方が食い違う中、高橋知典弁護士は「施設を出ているからとか、そういうことによって虐待になるとか、虐待をされてきたから必ず虐待をしてしまうとか、もちろん連鎖はあるんですが、必ずしもイコールではない」とコメント。

 「今回の問題の本質となるのは、このあとの裁判で解明されていくと思うんですけど、8日間放置した、それはなぜしていいと思ったのか、本人は大丈夫だと思ったのか、ということがとても大事で、まずここを究明しないといけない」と指摘した。

 「それと同時に彼女が孤立していたのは間違いない。周りにもっと教えてくれる人、8日間もおいちゃダメだよと、今の志らくさんみたいに厳しく言ってくれる人がそばにいたら、星野さんみたいに寄り添ってくれる人がそばにいたら、多分彼女はこういう状況にはならなかったんじゃないかと思うんです」とした。

 さらに「彼女は自分の子供に対して8日間放置してもいいという感情を持っていた。持っていた感情を友人には話さなかったし、周りに相談しなかったわけですよね。この状態を孤立と呼ぶんだと私は思うんです。孤立を解消するための方策が今のこの国には残念ながらなくて、『子育てというのは家庭でできる、別にそこに教育はいらない』教わったことがないことをいきなり、産んだ瞬間から求められる。そういう状況で育ててらっしゃる方は多いはず。(この事件も)父親もそうですけど、母親も多分女性と母親の立場でそれぞれ悩んで、結果的に責任のある親が一人もいなかったというのが、稀華ちゃんにとって最大の不幸だったということだと思います」と解説した。

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