◆JERAセ・リーグ 中日3―5DeNA(14日・ナゴヤドーム)
チャンスらしいチャンスも作れず、わずか5安打2得点で中日は3連敗を喫した。先発・大貫の前に8回までわずか3安打。A・マルティネスが来日初アーチを放ったが、空砲に終わった。
借金は今季最大の5に膨れあがり、ゲーム差なしで並んでいた6位・阪神が勝ったため最下位に転落。打線が沈黙した与田監督は「攻撃の部分では、先発の大貫に8回89球。やっぱりそれだけしか投げさせられなかった。もっともっと球数を投げさせることができなかった。そういう流れを打線でつくれなかったところも反省しないといけないし、そういうところが徐々に徐々に響いてくると思うので、本当に辛抱してやるしかないと思っていますけど」と厳しかった。
柳の離脱により、中5日でカード初戦を任された山本拓実投手(20)は4回途中5失点(自責3)でKO。最後まで制球が定まらず、味方の失策にも引っ張られ今季2敗目を喫した。若き右腕は「週頭の先発で4回持たずに代わってしまうのは、すごく迷惑をかけたと思います」と頭を下げるしかなかった。