【東京六大学】早大の超大型ドラフト候補左腕がオープン戦で好投 身長2メートルの今西拓弥

国士舘大戦に先発した早大・今西拓弥
国士舘大戦に先発した早大・今西拓弥

◇大学野球オープン戦 早大3-6国士舘大(12日・早大安部球場)

 東京六大学リーグの早大は活動自粛開け初のオープン戦を行い、今秋ドラフト候補の身長2メートルの超大型左腕・今西拓弥(4年)が先発した。国士舘大を相手に4回を投げ、味方の失策もあり1点を失ったが、自己最速タイの147キロをマークした。

 規格外の高角度から投げ込む直球が、右打者の懐をえぐった。落差の大きなカーブなど多彩な変化球も織り交ぜ、3回まで毎回の5奪三振。「がむしゃらに投げてる感じはないんですけど、インコースで腰を引いてもらえると自信になります」。国士舘大打線に自分のスイングをさせず、満足そうな表情を浮かべた。

 大学からの要請で3月28日以降、野球部は活動自粛。練習が再開される6月8日までグラウンドは使用できなかったが、場所を見つけては練習をこなしていた。野球ができることが当たり前じゃないと気づかされた日々。「野球ができることに幸せを感じてからは、練習にとても身が入っていて自覚も芽生えました」と胸を張った。

 コロナの影響で春季リーグ戦は8月に延期。通常とは異なる1試合総当たり制で行われるが、戸惑いはない。「やらせてもらえるだけありがたい。昨秋はチームに迷惑をかけたので、今度は自分がチームを助けられるような結果を残したい」。制球に苦しんで防御率6・23と大乱調だった昨秋のリベンジを誓った。

 元ロッテ投手の小宮山悟監督(54)も「本当によかったね。アピールする場が限られているから飛ばし気味で調整しているんじゃないの」と冗談を交えながら褒めた。目標はプロ。「1日1日を無駄にせず、やれることをしっかりやるだけです」。自粛期間を経て成長を見せた超大型左腕は、チームの勝利と自身の夢のために、長い左腕を振り抜いていく。(灰原 万由)

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