【プチ鹿島の本音】小池氏は慎太郎氏と“同じ匂い”

プチ鹿島
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 今回は“キャラとしての東京都知事”を考えてみたいと思います。

 ここ四半世紀の都知事を思い出すと青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子の各氏。知事になる前から圧倒的な知名度がある方ばかり。猪瀬氏を除いて以前は国会議員だったのも共通項です。政治家としては人気がある関脇クラスでしたが、横綱(首相)まではなれそうもないキャラでした。

 本人たちもそれを自覚し、地味な仕事より国民ウケする派手な言動を意識しているようにも見えました。永田町では異端な存在でしたが、本人が決断すれば「ある場所」では一気に強大な権力に近づけた。それが東京都知事ではなかったか? 自分で“横綱昇進”を決めたのです。

 この中で国政復帰をしたのが石原慎太郎氏だ。首相への夢を捨てきれないように見えた。「都知事」は政治家としての番付を上げるために有効となったのです。

 今回、私は小池氏にも同じ匂いを感じるのだ。3年前(希望の党結成時)に一度見せた国政への野心は、いつ炸裂するのか。そんなことを想像してしまう。

 ただ、肝心なのは現在のコロナ対策です。皮肉だなと思うのはカタカナが多い小池氏の政策は、平時ならふんわりと豪華に見えますが、コロナ禍の非常時ではそのままリアルになってしまったこと。

 「ワイズ・スペンディング(賢い支出)」なんてまさにそう。コロナ対応の財政政策は注目です。その延長線上には東京五輪の開催追加費用の問題もあります。感染症・災害に備えた広域連帯を探る「グレーター東京(大東京圏)」と言ってましたが、では具体的にどう進めていくのでしょうか。東京版CDC(疾病防疫センター)も同じです。ド派手な言葉より目の前の実践。政局の主役もいいですが、まずは地道な仕事ぶりに注目です。(時事芸人)

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