池松壮亮、来年公開の映画「アジアの天使」主演…コロナ流行中にオール韓国ロケ

主演を務める池松壮亮
主演を務める池松壮亮

 俳優・池松壮亮(29)が、映画「アジアの天使」(21年公開、石井裕也監督)で主演を務めることが8日、分かった。池松は、妻を亡くし貧困にあえぐ1児の父役を演じる。

 兄(オダギリジョー)を頼って、日本を離れてソウルで再起を図る青木剛(池松)と、貧困や兄、妹との関係に悩まされる売れないタレントのチェ・ソル(チェ・ヒソ)。日韓のどん底家族が、ソウルで出会い、国境を超えた新しい家族の形を模索する人間ドラマとなっている。

 池松と石井監督にとって韓国初進出作。撮影は今年2月21日~3月24日に実施された。オール韓国ロケで、キャストやスタッフの95%以上が韓国人だった。新型コロナウイルスが流行中だったが、キャストとスタッフの徹底したマスク着用、検温、消毒活動により無事クランクアップを迎えた。

 日韓関係の悪化や新型コロナなど、弊害が多いように思えた作品だったが、池松は「世界が新たなステージの分断に乗り出しつつある今、誰が何と言おうとこの映画で出会い、受け入れてくれた素晴らしい韓国キャストの方々、愛情深い韓国スタッフの方々には感謝してもしきれません。この映画の天使が、良き時代の到来を告げてくれると信じています」とコメントした。

 構想3年の力作に石井監督は「韓国人俳優たちは強烈でパワフルで純粋で、日本人には出せないオーラがやっぱり確かにありました。日本語と韓国語と英語が飛び交う現場の中で、池松君とオダギリさんのコンビの芝居は抜群に面白く、2人が韓国で兄弟を演じているだけでものすごく価値があると思う」と自信をみなぎらせた。

 ◆共演オダギリジョーは「国を超えて大きな家族になれた」

 池松と本格初共演で、主人公の兄役を演じる俳優のオダギリジョー(44)は「監督や俳優、ほんの数人の日本人が韓国に乗り込んで行ったわけですが、コロナも含め、いろんな危機を乗り越えながら、僕らは国を超えて大きな家族になれた気がしました」。2018年、第23回釜山国際映画祭で俳優賞を受賞している韓国女優のチェ・ヒソ(33)は「国も文化も違う人々が一緒に旅に出ました。映画という共通言語を信じてみよう。みんなでひとつの物語を作ってみよう。その一心で毎日現場へ向かいました」と話した。

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