【札幌】鈴木武蔵クラブ初の開幕3戦連発も負傷退場 鬼門突破し19年ぶり鹿島撃破

前半、試合途中の給水で指示を出すペトロヴィッチ監督(左から3人目)
前半、試合途中の給水で指示を出すペトロヴィッチ監督(左から3人目)

◆明治安田生命J1リーグ第3節 鹿島0―2札幌(8日・ 県立カシマサッカースタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌が、10戦目で“鬼門”を打ち破った。アウェー鹿島戦は前半7分、FW鈴木武蔵(26)が、クラブではJ1史上初となる開幕からの3戦連続ゴールで先制すると、後半48分に途中出場のMFルーカスフェルナンデス(26)が加点し、2―0で勝利。鹿島から19年ぶり、カシマスタジアムでは初の白星を挙げた。難敵撃破で2連勝を飾るも、武蔵が前半24分、左太もも裏を痛めて退場。エース離脱の可能性が大となる、代償も払う勝ち点3となった。

 1―0の後半アディショナルタイム。ルーカスフェルナンデスが勝利を決める追加点を奪うと、ピッチサイドに自然と歓喜の輪が広がった。過去2分け7敗の敵地で、01年5月以来、19年ぶりに鹿島に勝利。無失点に貢献したGK菅野孝憲(36)は「うれしいですよね。全員でサボらずに戦い続けられたことが勝利につながった」と喜んだ。

 エースが生んだ勢いを無駄にしなかった。前半7分にMF鈴木が最終ラインの宮沢からのロングパスに反応し、クラブ史上J1初となる開幕3戦連発、今季公式戦では4戦連発弾で先制した。その後負傷で交代を余儀なくされたが、チーム全体で気持ちを切らさずカバー。再開2戦でまだ上昇途上ながらも、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)の「走る」「球際」「規律」を徹底し、相手の猛攻もしのぎ切った。

 成熟度の差も見せつけた。公式戦4連敗中の相手にアウェーの無観客試合も味方に完勝。長い中断を経て迎えた前節・横浜C戦(2〇1)後、就任3年目のペトロヴィッチ監督は「(長い中断後の)こういう状況でも勝てるチームになった。結果だけでなく内容を問われるようになったことが成長の証」と話した。深めてきた自信を裏付けるように、“常勝軍団”相手に敵地での直近2戦引き分けを上回り、初めて勝ち点3をもぎとった。

 再開後2連勝で、長く厳しい敵地4連戦も折り返し地点にきた。次の相手は湘南。敵地の開幕節で0―2の敗戦を喫した昨年から成熟を示す好機だ。武蔵に加えFWジェイ(38)も右足首を痛め途中交代するなど、攻撃陣は流動的だが、その分チーム力への自信を深めるチャンスでもある。「勝利を積み重ねていることがポジティブなこと。自分たちの簡単なミスを減らしていけば、もっと良くなる」と菅野。修正点も明確にしながら、連勝ロードでのホーム帰還を目指す。(川上 大志)

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