【日本ハム】2年目福田俊プロ初登板“左殺し”「特徴出た」栗山英樹監督評価

プロ初登板を果たした福田
プロ初登板を果たした福田

◆パ・リ-グ オリックス7―1日本ハム(7日・京セラドーム大阪)

 日本ハムの札幌市出身・福田俊投手(23)がプロデビューを果たした。オリックス戦の6点ビハインドの8回に4番手で登板。不運な内野安打から1失点も、左キラーとしての実力を披露した。試合は打線が散発4安打と沈黙し、1―7で敗戦。開幕から4カード連続で連戦初戦白星なしとなった。

 福田は171センチの小柄な体から堂々と左腕を振った。たどり着いた1軍のマウンド。T―岡田と真っ向からにらみ合った。テンポ良く追い込みカウント2―2。最後は外角に逃げていく129キロのスライダーで空振り三振に仕留めた。「今度は絶対投げてやるという気持ちでした。投げられて良かったです」。1回2安打1失点。完璧とはいかなかったが、左の強打者を抑えインパクトを残した。

 新幹線の車窓からリベンジを誓った日があった。1年前の5月26日、西武3連戦最終戦からメットライフDの1軍に合流した。プロ初登板を期待されながら、札幌D、京セラDに帯同しながら登板機会はないまま。オリックス3連戦が終わった6月2日の試合後、マネジャーに2軍降格を告げられた。1週間の1軍生活は、ブルペンから試合を眺めるだけ。新大阪駅から鎌ケ谷の2軍施設へ向かうため乗った新幹線では「恥ずかしい」感情がこみ上げた。

 1年目は左打者に打たれる場面が目立ち、2軍で安定した成績を残せなかった。求められるのは左殺し。課題克服のため、オフから対角線への角度を追求してきた。2軍コーチ陣と相談し、肘の位置を少し下げ体重移動を改良。「慣れないフォームだったので、感覚とのズレを埋めるのがちょっと難しい」。試行錯誤を経た形がようやく定着した。堀が背中の張りのため離脱する緊急事態に、2軍で3戦無失点の安定感が評価され昇格を手にした。

 左打者のクリーンヒットはなく、栗山監督は「特徴が出た感じがする」と道産子左腕の手応えを口にした。「左を抑えられたところは良かった。勝っている時に投げられるようなピッチャーになりたい」と福田は前を向いた。もう恥ずかしかった1年前の自分はいない。ドラフト7位の成り上がり物語の幕が、いま上がった。(秦 雄太郎)

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