【巨人】原監督「やっぱり期待」沢村を“代魔神”に指名 デラロサ離脱も中川8回で固定

15年10月、CS第1ステージの阪神戦で、こん身のガッツポーズを見せる沢村
15年10月、CS第1ステージの阪神戦で、こん身のガッツポーズを見せる沢村
沢村の年度別投手成績
沢村の年度別投手成績

 巨人・原辰徳監督(61)は阪神戦(甲子園)が中止となった7日、守護神不在となったチームの窮地を救う“代魔神”に、沢村拓一投手(32)を指名した。守護神・デラロサが左脇腹肉離れで離脱したことを受け、勝利の方程式を再編。安定感ある中川を「8回の男」から動かすことはせず、16年に最優秀救援投手に輝いた実績を持つ背番号15に期待を込めて託した。

  • 阪神戦が雨天中止となり、室内練習場で汗を流す沢村(カメラ・中島 傑)
  • 阪神戦が雨天中止となり、室内練習場で汗を流す沢村(カメラ・中島 傑)

 期待を込めて、原監督はその名を口にした。守護神・デラロサが左脇腹肉離れのため、6日に出場選手登録を抹消された。戦線離脱は約3~4週間とみられるが、その間の守護神は誰に託すのか。「やっぱり『沢村に期待』じゃないかな」。温かい声だった。抑え不在の窮地を救う“代魔神”に、背番号15を指名した。

 デラロサの離脱を受け、原監督は5日に宮本投手チーフ、三沢投手、村田善ブルペンの各コーチにLINEを送り、勝利の方程式について意見を問うた。最も安定した力を持つ中川をどう起用するか。その部分の答えが一致した時、新方程式は見えた。指揮官がひもとく。

  • 1日のDeNA戦の試合中、乱調の沢村に降板後のベンチで公開説教した原監督(右)
  • 1日のDeNA戦の試合中、乱調の沢村に降板後のベンチで公開説教した原監督(右)

 「中川を一番後ろに持っていくのは比較的易しいのかもしれないけれど、昨年の部分から行くと7、8回に置いていく方がいい気がする。リリーフで一番安定しているから、あえてそこは動かす必要はないかな」

 一番信頼を寄せる中川にリードしている展開の8回を任せることで、勝利への道筋をよりハッキリさせる。相手打順が上位に回る場合の7回に行かせやすくなる利もある。そして、最後を締めるのが16年に37セーブを挙げて最優秀救援投手に輝いた沢村。豊富な経験を買った。この日、原監督の意思を確認した宮本コーチが「抑えとしてやってもらいたい」と告げた。

 指揮官の沢村への思いは、強い。1日のDeNA戦で1点リードの8回に登板したが、先頭・乙坂をいきなり歩かせるなど、1/3回で2四球を与えて降板、2失点で敗戦投手となった。156キロの球速を生かし切れない投球に歯がゆさを覚えた原監督は試合終了を待たず、8回裏にベンチでゲキを飛ばし「(救援陣の)リーダーなんだから、何とかしてほしい」と話した。沢村は「監督の期待は常に感じています。それを結果に結びつけたい。どの回を投げようと、目の前の打者を打ち取ることに集中していきたい」と決意を込めた。

  • 巨人の新方程式
  • 巨人の新方程式

 確かに昨季のリーグ優勝に大きく貢献したデラロサの離脱は痛い。だが、ピンチこそチャンスだ。沢村が復権を果たせば、それはそのままリーグ連覇に大きく近づくことになる。宮本コーチは言う。「居場所を与えたらやる男。あいつが『男』になれるか、僕も見たい」。舞台は整った。相手の反撃を断つ剛球を、さぁ見せてくれ。(西村 茂展)

15年10月、CS第1ステージの阪神戦で、こん身のガッツポーズを見せる沢村
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阪神戦が雨天中止となり、室内練習場で汗を流す沢村(カメラ・中島 傑)
1日のDeNA戦の試合中、乱調の沢村に降板後のベンチで公開説教した原監督(右)
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