【巨人】原監督、ナインよギラつけ!15戦で打線15通り―120戦今季の闘い方見えた

8回の攻撃終了後、選手交代を告げる原監督(カメラ・矢口 亨)
8回の攻撃終了後、選手交代を告げる原監督(カメラ・矢口 亨)

◆JERAセ・リーグ公式戦 巨人4―6中日(5日・東京D)

 巨人は開幕3連勝を狙ったサンチェスが3回途中3失点で早々に降板するなど中日に4―6で敗れ、開幕カード(対阪神、東京D)以来の同一カード3連勝を逃した。しかし、この日でセ・リーグ全5チームとの対戦を終え、負け越しなし。原監督は長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督=報知新聞社客員=を超える監督通算1035勝目こそお預けとなったが、15戦15通りのオーダーを駆使し、10勝4敗1分けの首位と上々のスタートを切った。

  • 巨人の開幕15試合15通りのスタメン
  • 巨人の開幕15試合15通りのスタメン

 最後まで食らいついた。連勝が3でストップした原監督は「ここ、という時のもう一本が出なかった。まあまあ粘り強く戦いましたけどね」と前を向いた。8回に一時1点差まで追い上げ、相手に重圧をかけた。ベンチ内には大声が響き、全員が前のめりで試合に入り込んでいた。好調のチームにとって、ダメージの少ない1敗と言えるだろう。

 先発のサンチェスは2回までに5安打2失点。3回に先頭・福田に二塁打を許すと、36球でスパッと代えた。「ズルズルいきたくなかった。きょうは日曜日だし総動員で。最善の策であると」。6連戦最終日。翌日は試合がなく、総力戦は想定の範囲内だった。3点を追う3回に丸が2点適時打、再び3点ビハインドで迎えた6回は中島がソロ。逆転を期待させる空気をつくり出したことは収穫だ。

 この日は若林が「8番・二塁」で今季初先発で1安打。開幕から15試合で15通り目のオーダーとなった。以前、正二塁手として期待する吉川尚について「このままの状態で1番セカンドが保証されると思われるのも良くない」と話していた原監督。丸と坂本の打順入れ替えはあったが、岡本を含めたこの主軸3人で2~4番を固め、その他は日替わり。1番はすでに6人、5番は4人が務めている。

 試合の状況により早い段階から惜しまず代打を起用。複数ポジションを守れる選手が多く、若手とベテランのバランスも良く層が厚い。原監督は「チームというのは生きているわけだから。目ん玉がギラギラしている人間を出すことが正しいと思いますね」と説明。柔軟な采配が競争意識を高め、10勝4敗1分けの好スタートを切った。

 新型コロナウイルス対策の首都圏集中開催期間が終わり、7日から9試合は西日本遠征となる。巨人は4日に選手、監督コーチ全員がPCR検査を実施した。今後も月1回のペースで行う予定で、万全の対策を取って戦っていく。

 「ユニホームを着ている時は変わらずに戦いたい。ユニホームを脱いで世の中に出る時は一国民としてきちっと対策して戦うと。うつさない、うつらないというところでしょう」と原監督。開幕から5カード連続負け越しなし。途上のチームはもっと強くなる要素を秘めている。(片岡 優帆)

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8回の攻撃終了後、選手交代を告げる原監督(カメラ・矢口 亨)
巨人の開幕15試合15通りのスタメン
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