【オリックス】T―岡田、初連勝導いた「完璧」4号2ラン&7回適時打3打点

2回無死一塁、T-岡田は逆転2ランを放ち、ベンチ前で伏見(左)とTポーズを決める(カメラ・竜田 卓)
2回無死一塁、T-岡田は逆転2ランを放ち、ベンチ前で伏見(左)とTポーズを決める(カメラ・竜田 卓)

◆パ・リ-グ 西武5―8オリックス(5日・メットライフドーム)

 鋭い眼光でにらみつけた。プロ15年目のT―岡田が、気迫で3年目の与座をのんだ。1点を追う2回無死一塁。初球の直球を真芯で捉えた。右中間席上段で弾む逆転の4号2ラン。「完璧でした。甘い球を逃さず打てました」と自画自賛した。まだ足りない。2点リードの7回1死一、二塁ではコンパクトにはじき返し右前適時打。3打点の活躍で、チームを初の連勝とカード勝ち越しに導いた。

  • 2回、右越えに2ランを放つT-岡田(カメラ・清水 武)
  • 2回、右越えに2ランを放つT-岡田(カメラ・清水 武)

 背水のシーズンだ。昨季は20試合で打率1割2分、1本塁打、2打点。10年前の本塁打王が、どん底まで落ちた。生え抜きの32歳を支えた思いは「もう1回しっかり結果を残して、ファンの皆さんに恩返ししたい」。決意を行動に移した。

 昨秋オフに6年目の鈴木、2年目の漆原とプエルトリコのウィンターリーグに参戦。「まともな室内練習場はなく、電気も暗い。停電はしょっちゅう。いかに、こっちの普通が恵まれていたか」。厳しい環境で鍛え直した。技術的には「両目で見る意識」などを学び、何より大きかったのが精神面。「自分を信じれば絶対に打てる。あとは完璧だから、と常に言われた。考えすぎる性格なので、楽な気持ちになりました」

 成果は数字に出ている。今季の得点圏打率は4割2分9厘。昨季は0割7分1厘で「チャンスに弱い」レッテルを貼られた男が、大変身。打率も5試合ぶりに3割に乗せて4本塁打、16打点はチーム2冠だ。

 ベテランが火を付けた打線は今季最多16安打、8得点。西村監督は「打ってほしいところで打ってくれている」と称賛。だが、まだここから。「去年は本当に迷惑をかけたんで、ガムシャラにやっていこうという気持ち。全力で頑張っていきます」と背番号55。挫折を乗り越え、再び輝く。(宮崎 尚行)

試合詳細
2回無死一塁、T-岡田は逆転2ランを放ち、ベンチ前で伏見(左)とTポーズを決める(カメラ・竜田 卓)
2回、右越えに2ランを放つT-岡田(カメラ・清水 武)
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