【楽天】岸孝之、今季初勝利でパ最速10勝 単独首位浮上…古巣007は持ち味の制球力を絶賛

5回を投げ1失点の好投で今季初勝利を挙げた岸(カメラ・佐々木 清勝)
5回を投げ1失点の好投で今季初勝利を挙げた岸(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リ-グ 楽天3―1ロッテ=7回降雨コールド=(4日・楽天生命パーク)

 今季初めての白星をつかんだ岸は「内容は別にして、しっかりゲームをつくることができた。それでチームが勝ててホッとしています」と安ど感を漂わせた。3月中旬に訴えた腰の張りの影響で調整が遅れ、開幕ローテ入りを逃した。不調の松井と入れ替わる形で迎えた初登板で5回4安打1失点。雨でマウンドがぬかるむ悪条件にも動じなかった。チームは開幕3カード連続勝ち越しを決めてパ最速の10勝に到達。6月20日以来の単独首位へ浮上した。

 生命線の制球力に勝利への活路を見い出した。初回から変化球が荒れた。カーブはまとまりを欠き、チェンジアップも見切られた。直球もほとんどが130キロ台後半。それでもコースに投げ分ける抜群の技術。奪った5三振は全て直球、そのうち4個は見逃しだった。

  • 楽天の対ロッテ6連戦成績
  • 楽天の対ロッテ6連戦成績

 最大のピンチは1―1の3回。荻野に安打を許し、1死から連続四球を与え満塁になったが、マーティンをカーブ1球で捕邪飛に仕留めて2死。最後は中村奨に全球直球勝負で中飛に打ち取った。「スピードじゃないんだと。コントロールを意識して抑えられた」。直後の攻撃で浅村に6号決勝ソロが飛び出し、勝ちがついた。

 視察した古巣・西武の亀井スコアラーは「右打者の内角がうまく使えていた。球速だけではなく低めに集める制球力」と右腕の持ち味を称賛。三木監督も「ピンチもありましたが、岸らしく粘ってくれた」と最敬礼した。

 昨季はプロ13年目で最少の3勝に終わり、復活を期したリハビリ中は焦る気持ちを抑えた。「ただ投げたいという気持ちだけで抑えられる世界じゃない。中途半端ではなく、しっかりいけるという状態まで調整してきた。やっとここまできた」。開幕3連勝の則本昂、2連勝の涌井に加え、頼もしいベテランが帰ってきた。(長井 毅)

試合詳細
5回を投げ1失点の好投で今季初勝利を挙げた岸(カメラ・佐々木 清勝)
楽天の対ロッテ6連戦成績
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