サントリーに現役オールブラックスのB・バレットが加入…日本への高評価&コロナの影響も

 ラグビー・トップリーグ(TL)のサントリーは3日、ニュージーランド(NZ)代表ボーデン・バレット(29)が加入すると発表した。16、17年の世界年間最優秀選手はチームを通じ「入団がとても楽しみだし、家族としても日本のライフスタイルや文化を経験できる事を楽しみにしている」とコメント。NZ協会によると契約は1季限り。現在はスーパーラグビーのブルースで国内大会に出場しており、12月に来日して21年1~5月のTLに備える。

 現役最高選手とも称される代表83キャップのイケメンスターは、2日付の英紙デイリーメール(電子版)が年俸78万ポンド(約1億487万円)と報じた契約で来日する。「W杯の期間、日本で過ごした時間は大好きな時間で、その時の経験が、また日本に戻りたいと思うきっかけになった」と明かした。2大会連続となった昨秋のW杯は、弟のスコット、ジョーディーと3兄弟同時出場を果たし、4強入りに大きく貢献した。

 代表活動も継続する。23年まで契約の残るNZ協会は国内でプレーする選手を選出するが、サム・ホワイトロック(パナソニック=退団)らも使った特例措置を適用。21年後半の代表戦出場を認めるとしている。

 サントリーはFB松島幸太朗がフランス移籍し、SOは15年W杯代表の小野晃征、マット・ギタウも退団。SOもFBもできるB・バレットの加入で大きな補強となり、23年W杯を狙う若手への大きな刺激にもなる。

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 ◆担当記者の目

 相次ぐビッグスターの来日は、トップリーグ(TL)のレベルや日本の治安、住みやすさが世界レベルの選手に認知されている点が大きい。とんこつラーメンが好物のB・バレットは8人きょうだいで家族が多く、妻は年内に出産を控える。NZと時差が小さく、高額年俸の日本は絶好の移籍先。W杯で約2か月過ごし、環境を実感できたことも後押しとなっただろう。

 新型コロナウイルスの影響もある。7月の代表戦が中止され、各協会は財政が悪化。南アフリカは代表選手にも減俸を申し出て、ウィングのマピンピはNTTドコモ行きを選んだ。事情は違えどトップ選手の参戦でTLのレベルが上がり、23年フランスW杯で8強以上を目指す日本代表の強化につながる好循環が期待される。(ラグビー担当・大和田 佳世)

 ◆TL参戦の大物外国人選手 19年W杯優勝メンバーで南アフリカ代表ウィングのマカゾレ・マピンピ(29)がNTTドコモ入りする。元NZ代表主将のNO8キアラン・リード(34)は引き続きトヨタ自動車でプレー。今季退団選手では元NZ代表SOダン・カーター(神戸製鋼)、ホワイトロック、ギタウらがいた。

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