「元モー娘。」の工藤遥、女優でてっぺん目指す…ボルダリングが題材の初主演映画「のぼる小寺さん」公開

撮影から1年たつが「6級くらいの壁なら余裕」と腕は衰えていない工藤遥(カメラ・橘田 あかり)
撮影から1年たつが「6級くらいの壁なら余裕」と腕は衰えていない工藤遥(カメラ・橘田 あかり)
ノースタントでクライミングする工藤遥(c)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (c)珈琲/講談社
ノースタントでクライミングする工藤遥(c)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (c)珈琲/講談社

 元「モーニング娘。」で女優の工藤遥(20)が、映画「のぼる小寺(こてら)さん」(3日公開・古厩智之監督)で映画に初主演した。東京オリンピックから正式種目となったボルダリングを題材にした青春物語で、クライミング撮影はほぼノースタントで行った。ボルダリングも主演映画も初体験の工藤に、それぞれの魅力と目標を聞いた。(増田 寛)

 待ちに待った映画初主演。工藤に当時の心境を聞くと、「とにかく驚きで、まずお話をいただいた時に、間違いではないかと。そう思いたくなるくらい、私にとっては夢のまた夢の話で。うれしさが込み上げてきて、ニヤケが止まらなかったです」と思い出して改めて喜んだ。

 今作はクライミング部所属の高校生・小寺さんが主人公の青春物語。ボルダリング初挑戦のため、撮影の3か月前から事前トレーニングを行った。

 「体力的にボルダリングは1日3時間が限界。それでも3時間はとにかく登りました。ウォーミングアップも壁を登り、クールダウンも壁を登り、ひたすら登りました。家では握力を鍛えました。練習終わりにはプロテインを飲んで、腕はパンパンに太くなりました」。体重は筋肉で2キロ増加。指は一回り太くなり、手の厚みは2倍近くに。難易度が8段階ある中で、上級に当たる3級まで腕を上げた。

 劇中では巨大な岩に命綱なしで登っていくシーンもあったが、「全然怖くはなかった。思考が選手になっていて、落ちるとは一つも思わなかった。むしろ、下りる時にちょっと怖いなと思いました。壁があったら登り方とか考えてしまうほどで」。撮影中は頭も体もアスリートになった。

 元「モーニング娘。」時代のハツラツとした印象とは異なり、演じた小寺さんは黙々と壁を登り続けるクライミング女子。一見すると対照的だが、「彼女はある意味、学校のアイドルで私と重なるところがある」と共通点を見いだした。

 「アイドルと重なるとプロデューサーに言われて。原作を読んだ時は、まるで自分とキャラクターが違いますし、どこが重なるのか不思議でした。でも、声援をくれる方に対して、元気や笑顔をお返しするのはアイドルと同じ。皆さんと言葉を交わして思いました」

 幼少期に「モーニング娘。」に憧れて同じアイドルになった。「やっぱり芸能界にずっといたいという思いもあって、この世界でずっと人の目に留まってい続けたい。そういう意味では、アイドルという仕事はどうしても期限のある職業だと思っていた」と女優に転向。その中でも「同じ土俵に立ちたい目標がいる」と、女優の長澤まさみ(33)を目標に掲げる。

 「どこかにまだずっと面白いものを秘めてる感じを、ずっと思わせてくれる。長澤さんは若い頃からこの仕事をされてますし、その時の年齢に沿っていろんな役を演じられている。幅広くいろんな見せ方をされている。長く第一線でやるのはすごいと思う。憧れます。いつか同じ画角に映りたいです」

 東京五輪ではボルダリングは正式種目になり、日本勢はメダルの期待も懸かる。

 「やるのも楽しいですが、観戦していても、選手のメイクやネイルファッションを楽しんでいる選手も多く、楽しみ方はいろいろです。オリンピックで日本代表選手が活躍するのが楽しみ。五輪が待ち遠しい。五輪延期は悔しいが、あと1年をこの作品でつなげたいです」

 日本代表選手のメダルも期待するが、自身も女優で“金メダル”を狙う。

 「女優の世界にオリンピックがあるのであれば、やっぱりメダル目指して頑張りたい。まずは世代別で金を取りたいです!」と登はん達成を誓った。

 ◆のぼる小寺(こてら)さん クライミング部に所属する女子高生の小寺さん(工藤)は、壁を見ると登り方を考えてしまうほどのボルダリング好き。その熱心さに、卓球部に所属する近藤(伊藤健太郎)は、体育館の隣で練習する小寺さんに不思議と心ひかれていく。しかし、そんな小寺さんを見つめているのは近藤だけではなくて…。

 ◆工藤 遥(くどう・はるか)1999年10月27日、埼玉県生まれ。20歳。約6000人の応募があった「モーニング娘。10期メンバー『元気印』オーディション」に合格し、「モーニング娘。」に加入。11歳11か月での加入は、史上最年少。2012年発売のシングル「ピョコピョコ ウルトラ」でCDデビュー。17年12月をもって「モーニング娘。」を卒業し、女優に転向。血液型A。

撮影から1年たつが「6級くらいの壁なら余裕」と腕は衰えていない工藤遥(カメラ・橘田 あかり)
ノースタントでクライミングする工藤遥(c)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (c)珈琲/講談社
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