【阪神】セ界の借金丸抱え…シーズン100敗ペースでリーグワースト記録塗り替えの勢い

9回無死、糸原の放ったファウルを追いかけてベンチに飛び込んできた捕手・木下拓(手前)にあわてふためく阪神ベンチ(左端は新井コーチ、右端はボーア=カメラ・馬場 秀則)
9回無死、糸原の放ったファウルを追いかけてベンチに飛び込んできた捕手・木下拓(手前)にあわてふためく阪神ベンチ(左端は新井コーチ、右端はボーア=カメラ・馬場 秀則)

◆JERAセ・リ-グ 中日4―2阪神(2日・ナゴヤドーム)

 止まらない。黒星が…。開幕12試合で10敗に到達したスピードは2002年の横浜(現DeNA)と同じ“セ界タイ記録”。シーズン20勝100敗ペースで、120試合制にもかかわらず、セ・リーグのワースト記録の99敗(55年大洋)を塗り替えてしまう勢いだ。「一番苦しいのは、打線が点を取れないっていうね。今の打線では3点というのはどうしても重いんで」。試合後の矢野監督の声にも張りはなかった。

 初回2死満塁の好機を逃すと、その裏に先発ガルシアがビシエドに先制3ランを献上。ここまで1試合も3点差を逆転できていない打線には重すぎた。ゲーム前の時点で無安打だった上本(9打数)、高山(7打数)、北條(9打数)を起爆剤として先発起用したが、適時打を放ち、結果で応えたのは上本だけ。4番のマルテも1点を追う5回2死二、三塁で遊ゴロに倒れた。

 指揮官は「打順を変えようにも、なかなか難しい。起爆剤も現状ない。向こうはビシエドが打って、うちもチャンスで回ってマルテが打てないというのはポイントになる」と険しい表情。サンチェス(巨人)、スアレス(ヤクルト)に続いてドラフト3位の岡野(中日)と初モノに、はや3敗目を喫した。

  • 7回の攻撃を終えて選手交代を告げ、力なくベンチに戻る矢野監督(右)

    7回の攻撃を終えて選手交代を告げ、力なくベンチに戻る矢野監督(右)

 今季最長の4連敗。借金「8」は監督就任2年目にしてワーストで、セ・リーグの借金をすべて背負う事態。首位巨人とのゲーム差も、球団が過去に最大差を逆転して優勝した際の6・5差(1964年)に並び、早くもデッドラインに達した。「前を向いて、やるしかない」と矢野監督。3日からは広島戦(マツダ)。5カード連続ビジターの茨の道は続く。(小松 真也)

試合詳細
9回無死、糸原の放ったファウルを追いかけてベンチに飛び込んできた捕手・木下拓(手前)にあわてふためく阪神ベンチ(左端は新井コーチ、右端はボーア=カメラ・馬場 秀則)
7回の攻撃を終えて選手交代を告げ、力なくベンチに戻る矢野監督(右)
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