池江璃花子が練習公開、10月実戦復帰インカレ照準「心から楽しんで水泳できている」

報道陣に練習を公開した池江璃花子(代表撮影)
報道陣に練習を公開した池江璃花子(代表撮影)
練習の合間に明るい表情を見せる(代表撮影)
練習の合間に明るい表情を見せる(代表撮影)

 白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19)=ルネサンス=が、10月2~4日に開催される日本学生選手権(インカレ、東京・辰巳国際水泳場)でのレース復帰を目標とすることを2日、明らかにした。この日、オンラインで昨年12月の退院後初めて練習を公開。白血病の発覚前最後のレースとなった19年1月の三菱養和スプリント以来、約1年9か月ぶりの実戦に向けて意欲を示した。また、改めて24年パリ五輪での活躍を目標に掲げた。

 5月に公開したベリーショート姿より少し髪の伸びた池江が、レース復帰をはっきりと視野に入れた。「今の目標はインカレ。(コロナ禍で開催が)どうなるか分からないけど、あることを信じて練習に励んでいる」。日大の一員として、憧れの舞台を熱望した。

 昨年12月に退院し、プールに復帰したのは今年3月。コロナ禍もあり、本格的に4泳法を解禁したのは5月末の緊急事態宣言解除後だったが、今は週4回ペースで練習を行う。「練習を始めたときは全然ついていけなくて悔しかった。今はだいぶついていける。日に日に力がついてきている」。実戦は19年1月の三菱養和スプリント以来、約1年9か月ぶりとなる。

 この日は都内で約2時間、リオ五輪代表の持田早智らと水中練習。泳ぐ本数は少しチームメートよりは減らしつつ、トータルで3000~3500メートルを泳ぎ切った。プールサイドには常に笑い声が響いていた。「心から楽しんで水泳できている。一緒に泳いでいてあまり差がなくなっているのを感じる。でも、まだ満足してない。一歩前に出られるように強くなっていけたら。泳力的には(自身の)中学1、2年生まで戻りつつある」。先月から指導する西崎勇コーチ(41)は「いたって順調。練習中に笑顔が絶えないのが一番。インカレはどういう形で参加できるか分からないが、安全面に配慮しながら検討したい」と、復帰をお膳立てしていく考えを示した。

 池江は昨年のインカレを、一時退院中に観戦。応援で声を張り上げ、その一体感に強く感銘を受けたという。今後のコロナ禍次第だが、今年も大会は開催の方向。レースが軒並み中止になったため、個人の参加資格となる標準記録の設定については日本水連が検討中だ。ただ、日大はシード権を持っているためリレーの出場には支障がない。

 退院後間もなく、自身も目標としてきた東京五輪の1年延期が決まった。「五輪が1年延びて期待されているのも感じるけど、あくまで目標は24年。来年にとらわれず、24年に向けて土台をつくっていければいい。16年に(リオ五輪に)出たけど、1回では終わらせたくない。活躍できるように頑張っている」

 今は通院も月1回となり、薬の量も減った。退院後に服用していた免疫抑制剤も必要なくなった。4日に20歳の誕生日を迎える水の申し子は言った。「また強くなって、みんなより速く泳ぎたい」(太田 倫)

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