池江璃花子はアスリートとして水に帰ってきた…記者が見た

スタート練習をする池江(代表撮影)
スタート練習をする池江(代表撮影)

 白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19)=ルネサンス=が2日、練習を公開。闘病中のつらさも明かし「普通に生活することが本当に幸せ」と話した。4日が20歳の誕生日。オンライン会見では「内面的に強い女性になりたい」と、理想像も口にした。

 池江が泳いでいる、というシンプルな事実に、胸をつかれるものがあった。

 髪がだいぶ伸びている。自身で「ガリガリだった」と振り返るように、3月のプール復帰の際に撮られた写真は筋肉がかなりそげ落ちていたが、それが「ほっそり」という印象に変わっていた。持田早智や山本茉由佳ら日本代表クラスのチームメートと遜色なく泳ぎ、時には先行した。多少制限があっても、ほぼ同様のメニュー。練習についていけず、息を切らしてしまうようなシーンはなかった。

 厳しい入院生活を乗り越えて戻ってきた。まだ泳げる感慨に浸っていい時期かもしれないが、彼女は違った。「まだ満足してない」「練習についていけず悔しかった」「速くなりたい」と、口をつくのは上を目指す言葉ばかり。持田が「普通の人じゃ考えられない思考」というのもうなずける。

 「(入院前より)今の方が強くなれたと思うところは?」という質問には「負けず嫌いなところは変わっていなかった」と返した。池江はあくまでアスリートとして、競技者として、水に帰ってきた。(競泳担当・太田 倫)

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