藤井聡太七段の王位戦第1局を中村太地七段が解説「ずっとアクセルを踏んだまま攻め続けて倒してしまった」

中村太地七段
中村太地七段

 王位戦第1局を中継で観戦した中村太地七段(32)は「木村王位らしく、相手の攻めを呼び込んだのですが、待ち構えているところに藤井七段が突っ込んで、ずっとアクセルを踏んだまま攻め続けて倒してしまった、という将棋でした」と一局を総括した。

 注目したのは終盤。木村は懐の深い受け方を続け、先手の寄せが失敗すれば一気に逆転されてしまう局面での藤井の正確さ。「▲4四桂と攻めたところはもう後戻りは出来ない局面なので数十手先を読み切っていないと指せないです」

 中村七段も4度のタイトル戦を経験し、2017年の王座戦では羽生善治王座(当時)から初タイトルを奪取した。「でも、前夜祭で皆さんが羽生さんをお目当てにされているので、ひとりぼっちになったり…。タイトル戦って慣れるまで時間がかかるものなんです、本当は。藤井さんは別みたいですけど…」

 緊急事態宣言の解除後、対局が再開した6月からの急成長に衝撃を受けている。「彼だけが別のどこかの場所に行ってしまったような何かを感じます」

 ◆中村 太地(なかむら・たいち)1988年6月1日、東京都府中市生まれ。32歳。故・米長邦雄永世棋聖門下。06年、四段昇段。早実高では日本ハム・斎藤佑樹投手と同学年。早大政経学部卒。11年度の勝率・851は1967年度の中原誠に次いで歴代2位。羽生善治に3度目の挑戦をした17年王座戦で初タイトルを獲得。タイトル戦登場は4度。

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