デルボスケ元監督がロシアW杯の日本代表を称賛「ベルギー戦の記憶が頭から離れない」

デルボスケ監督
デルボスケ監督

 【マドリード(スペイン)2日=岡野誠子】2010年南アフリカW杯でスペイン代表を初優勝に導いたビセンテ・デルボスケ氏(69)が、18年のロシアW杯で16強に進んだ日本代表を回顧し、称賛した。

 先月30日にマドリードの海外スポーツ記者クラブ(インターナショナル・スポーツ・メディア・アソシエイツ・イン・スペイン)にゲスト参加。スペインでプレーする日本人選手についての質問に対し「まず、日本人選手の話をする時には、ロシアW杯でベルギーと対戦した日本代表の記憶が頭から離れない。日本代表の態度は手本となるべきものだった」と話した。

 2年前の7月2日、ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦で、日本は優勝候補のベルギーと対戦。下馬評では圧倒的不利だったが、後半途中まで2点をリードした。最後は逆転負けを喫したが、その戦いぶり、そして敗戦後の振る舞いを高く評価した。

 「ベルギー代表は世界最高クラスにあったのに、日本は2―0で勝っていた。だが最後には3―2で負けた。それが正当だったかどうかは分からない。しかし、日本代表の態度が手本となるべきものだったのは誰もが認めた。負けても泣きわめくことはなく、相手に敬意を払い、最後はロッカールームを掃除して大会を去った。サッカーで敗戦を認めるのは非常に苦しいものだ。W杯で優勝するのは1か国だけで、他の代表は負けて去らなければならないものだとしてもだ。ほとんどの代表が敗戦時に怒りをあらわにしたが、唯一日本は紳士的だった。それが、どれほどサッカーを救ったことか」

 スペイン1部マジョルカでプレーする日本代表MF久保建英(19)についても言及した。

 「マジョルカで久保は彼の才能を示している。しかし彼はまだ成長途中だ。非常に優れた選手だからこそ、長い目で見ていかなければならない」

 かつてRマドリードを指揮した同氏は、10年の南アフリカW杯ではスペイン代表を率い、優勝に導いた。オランダとの決勝では、延長後半にMFイニエスタ(36)が決勝点をマーク。現在神戸でプレーする同選手への思いを語った。

 「イニエスタはスペイン代表を一緒に過ごしたほかの選手たちと同様に、素晴らしい対応をしていた。彼と過ごした8年間はとても良いものだった。彼と働けたことを誇りに思うし、最大の敬意を払いたい。彼は最も感服する人物だった。新たなイニエスタが生まれるかって? イニエスタは唯一無二だ。もう一人のイニエスタ誕生は非常に難しい。彼とは違ったスタイルで、スペイン代表を優勝に導く選手が出てくるのを期待する」

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