【阪神】“守乱”で今季3度目3連敗…球団ワーストタイ開幕から4カード連続負け越し

5回1死満塁、ビシエドに2点適時打を許した秋山(手前)を、厳しい表情で見つめる矢野監督(左から3人目=カメラ・馬場 秀則)
5回1死満塁、ビシエドに2点適時打を許した秋山(手前)を、厳しい表情で見つめる矢野監督(左から3人目=カメラ・馬場 秀則)
阪神の今季全成績
阪神の今季全成績

◆JERAセ・リ-グ 中日6―3阪神(1日・ナゴヤドーム)

 阪神が“守乱”による今季3度目の3連敗で、V確率0%の危機に陥った。1952年のフランチャイズ制以降、優勝したチームが開幕から4カード連続の負け越しを喫した例はなく、球団では96年以来のワーストタイ。打線が低調な状況で、4回にマルテが勝ち越しを許すタイムリーエラーを犯すなど今季最多の3失策。首位巨人が敗れ、5・5差は変わらないが、球団の逆転優勝も1964年の6・5差が最大で、もう一つのデッドラインは迫ったままだ。

 度重なる凡ミスに、たまらず矢野監督はベンチで頭を抱えた。守備の乱れから、踏ん張っていた先発の秋山も5回途中7安打6失点(自責5)と崩れた。「あれじゃ投手は大変だよね。打線も点が取れない中で。本当に言いようがないけどね」。1952年のフランチャイズ制以降、開幕から4カード連続負け越しで優勝したチームはゼロ。球団では24年ぶりワーストタイとなり、開幕11戦で9敗を喫するのも球団初の惨劇だ。

 “守乱”で流れを失った。1点リードの4回に同点に追いつかれ、なお2死一塁。阿部の三遊間へのゴロを三塁手・マルテが捕球したものの、二塁への送球が大きくそれた。右翼手・糸井も外野を転々とするボールへのカバーにもたつき、一気に勝ち越しのホームを献上。さらに、5回には糸原が二塁正面のゴロをはじくタイムリーエラーだ。7回には望月も二塁へ悪送球。今季最多の3失策を重ねた。

 昨季、12球団唯一の“大台”を超える102失策を犯した課題の守りにほころびが出ては、チーム打率2割2厘の打線に反発する力はなかった。6回にサンズが左前適時打、9回には主砲のボーアに待望の来日初アーチが生まれたが、3点を取るのがやっとだった。

 試合前の円陣。脳腫瘍の闘病を経て、昨シーズン限りで阪神のユニホームを脱いだ横田慎太郎氏から届いた激励のメッセージ動画が紹介された。

 「必ず幸せになれると信じて戦ってください。きょうも1日、上を向いて頑張っていきましょう」

 昨年9月26日の2軍戦で横田氏が引退試合を行った際には、矢野監督やナインが駆けつけた。同志の姿に心を奮い立たせ、6連勝フィニッシュでの奇跡のCS進出を果たした。「何でもきっかけにしてもらえればいい」と指揮官。まだ109試合ある。首位巨人と5・5ゲーム差の崖っ縁の今こそ、スローガン「It’S 勝笑 Time! オレがヤル」の精神で戦うしかない。(小松 真也)

試合詳細
5回1死満塁、ビシエドに2点適時打を許した秋山(手前)を、厳しい表情で見つめる矢野監督(左から3人目=カメラ・馬場 秀則)
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