任期満了に伴う東京都知事選(5日投開票)に立候補している「れいわ新選組」の山本太郎代表(45)は1日、葛飾区のJR亀有駅前で街頭演説を行った。
地方債発行により「総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ」という政策を掲げる山本氏。具体的には「まずは全都民に10万円を給付」のほか、小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校の授業料1年間無料などを訴えた。
雨の中、多くの人が足を止めて耳を傾けた。無所属現職の小池百合子氏(67)が再選を目指している。山本氏は「今、新聞報道では『小池さん独走、あとは無理なんじゃないの』みたいな空気を作り出そうとしている」としながらも、約3割が投票先を決めていないとし「3割の有権者なら約345万人ですよ。その多くが流れてくれば一気に逆転。百合子山越えできる。ワンチャンありです! あなたに(山本氏への支持を)広げていただけるかどうかで、知事になれるかが決まる。このまま選挙戦が終わっていくなんてあり得ない。ほんの数日で変わっていく」と、熱く呼びかけた。
都知事選は過去最多の22人が立候補。元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、政治団体「ホリエモン新党」から出馬したNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(52)らの候補者がいる。