藤井聡太七段、初めての「封じ手」経験 木村一基王位が54手目を封じて王位戦第1局1日目終わる

木村王位が自室で封じ手を記入するのを待つ藤井聡太七段(日本将棋連盟提供)
木村王位が自室で封じ手を記入するのを待つ藤井聡太七段(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負の第1局が1日、愛知県豊橋市で2日制対局の1日目を終えた。

 17歳10か月の史上最年少でタイトル挑戦者となった藤井七段と昨年度に46歳3か月の史上最年長で初タイトルを獲得した木村王位が激突するシリーズの開幕局。振り駒で先手となった藤井七段は、得意戦型の「角換わり腰掛け銀」に誘導した。1日目の午前中から駒がぶつかり、激しい主導権争いに。攻勢に出た藤井七段に対し、木村王位は「遠見の角」を設置。難解な局面になり、藤井七段は1時間36分の長考で一気に踏み込んでいく選択をした。

 午後6時を迎え、木村王位が54手目を封じて1日目の対局が終わった。藤井七段にとって初めての経験となる封じ手になった。

 8大棋戦のうち、2日制の竜王戦、名人戦、王位戦、王将戦の4棋戦では、「封じ手」が採用されている。1日目の最後に手番を持った側は、確定させた次の指し手を誰にも明かさないまま紙に記入し、封をして立会人に手渡す。2日目の対局再開時に封書が開封され、指し手が明かされてから対局が再開される。封じ手がなければ、手番を握った側が1日目から2日目までの対局中断中にも考慮し続けることができてしまうため、有利不利が生じるのを避けるために考案された。

 どちらが、どのタイミングで指し手を封じるかをめぐっては微妙な駆け引きがあるため、未経験の藤井がいかに対応するかが注目された。記念すべき初回は「封じ手をする側」ではなく「封じ手は何なのかを一晩考える側」になった。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請