【巨人】小林誠司、リハビリに奮闘「野球選手は出られなくなったら終わり」

21日の阪神戦で死球を受けた小林
21日の阪神戦で死球を受けた小林

 巨人・小林誠司捕手(31)が現在、リハビリに奮闘している。21日の試合で死球を受け、2日後に左尺骨骨折と診断された。戦列復帰には1か月ほど要する見込みだ。死球を受けた直後、痛みをこらえながらプレーを続けようとした小林の気迫を、巨人野手担当の小林記者が「見た」。

 小林のグッと痛みをこらえ、歯を食いしばる表情が忘れられない。開幕3戦目の21日・阪神戦(東京D)。左前腕付近に死球を受けた。その瞬間、遠く離れた記者席で見ていた記者でも“痛さ”が分かり、目を覆った。プロテクターをしていない部分に速球が直撃。プレー続行は不可能だと確信した記者とは裏腹に小林は痛みを隠し、一塁へ。本音は「痛かった」。だが“引く”という選択肢はなかった。

 守備になってもグラウンドに出て投球練習で捕球した。この時点で、さすがに支障が出てチームに迷惑がかかると判断したのだろう。ベンチ裏へと退いた。この時、記者は小林の言葉を思い出した。

 「野球をやっていれば、そりゃ痛いところなんてたくさんある。でも、やれるなら黙ってやった方がいい。できるのに痛いっていうのが一番かっこ悪い。野球選手は出られなくなったら終わりなんです」

 プロ野球選手に安定はない。常に「危機感」と隣り合わせで生きている。昨オフの契約更改では自身初の1億円を突破したが慢心はない。「いい選手がいっぱい上がってきている。安心なんてできない。危機感は常に持ってやっている」。もっとうまくなりたい、野球がしたい―と心から思っている。

 小林のファイティングスピリットから感動や勇気をもらったファンも多いのではないだろうか。ファンからは記者のツイッターに多くの応援メッセージが寄せられた。小林は恥ずかしそうにしながらも「そりゃあ感謝してるよ。ファンの方や応援してくださる方、情報を発信してくれるメディアの方たちも本当にありがたいと思っている」とつぶやいていたことを今ここで伝えたい。(小林 圭太)

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