歌舞伎座公演8・1再開…幸四郎「新たな時代の幕開けです。心して勤めたいと思っています!」

公演再開が決まった歌舞伎座
公演再開が決まった歌舞伎座
八月花形歌舞伎の演目と主な出演者
八月花形歌舞伎の演目と主な出演者

 松竹は29日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2月末を最後に中止している東京・歌舞伎座での公演を、8月1日から約5か月ぶりに再開すると発表した。コロナ禍に苦しんできたエンタメ界に、明るい話題が戻ってきた。

 1889年(明治22年)の歌舞伎座開場以来、130年を超える歴史で戦時中の焼失や建て替え工事を除き、5か月も休演を余儀なくされたのは初めて。157日ぶりとなる公演は、「八月花形歌舞伎」(8月1~26日、7・17日休演)として行う。

 例年8月の歌舞伎座では「納涼歌舞伎」と題して若手中心の座組となっているが、今回は若手リーダー格の松本幸四郎(47)を筆頭に市川猿之助(44)、中村勘九郎(38)、中村七之助(37)らが出演する。

 コロナ禍による自粛生活中もオンライン歌舞伎「図夢(ずうむ)歌舞伎」を始めるなど精力的に活動してきた幸四郎はブログで「歌舞伎がなくなってしまうかもしれない。常にアタマの中をよぎっていました」と危機感を吐露。「なくしてたまるものか。必ずすべての歌舞伎スタッフと笑顔で再会できるようにする! 動き続けてきました。新たな時代の幕開けです。心して勤めたいと思っています!」と力を込めた。

 感染予防対策として、出演者、舞台スタッフ、劇場運営スタッフの抗体検査を実施する。約2000席のところ販売席数は823席に限定。前後左右を空席として1、2階の桟敷席や4階幕見席は販売しない。昼、夜の2部制が一般的だが、異例の4部制として、1演目は休憩なしで1時間程度。各部ごとに入場者を入れ替え、清掃や消毒を行う。

 「成田屋!」「高麗屋!」など歌舞伎ならではの掛け声「大向う」は禁止して、客同士の会話も自粛するよう協力を呼びかける。劇場入り口には手指の消毒液や検温用の赤外線サーモグラフィーを設置。観劇時にはマスク着用の徹底を求め、万全の態勢で再開を心待ちにしていた歌舞伎ファンを迎え入れる。

 ◆初心者にもお勧め演目

 「義経千本桜」は歌舞伎三大名作の一つで「与話情浮名横櫛」は世話物の人気作。「連獅子」「棒しばり」は動きを見ているだけで楽しめるので、歌舞伎初心者にもお勧めだ。感染予防の観点から出演者の少ない演目が選ばれた。ファンにとってはお気に入りの俳優をじっくりと堪能できる機会でもある。

 チケット代は演目ごとで1等席が8000円、2等席が5000円、3等席が3000円(いずれも税込み)。

 ◆主な劇場の再開予定

 ▼明治座 7月11、12日の「中川晃教コンサート2020 feat.ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』」から再開。

 ▼東宝 帝国劇場は7月18日開幕のミュージカル「ジャージー・ボーイズ イン コンサート」から、シアタークリエは同20日開幕の「SHOW―ISMS」から再開。

 ▼PARCO劇場 7月1日に開幕する大泉洋主演、三谷幸喜作・演出の「大地」から再開。

 ▼宝塚歌劇団 宝塚大劇場(兵庫)での花組公演を7月17日から、東京宝塚劇場での星組公演を同31日から再開。

 ▼劇団四季 7月14日に開幕する四季劇場〔夏〕の「ライオンキング」、KAAT神奈川芸術劇場大ホールの「マンマ・ミーア」で再開。

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