【次回注目馬】ワンダフルタウン 検量室前でボロ… 和田「メチャクチャ走る」

スポーツ報知

 ◆ワンダフルタウン(6月28日、阪神5R・2歳新馬、芝1800メートル=2着)

 

 1週前追い切りで、宝塚記念に出走したレッドジェニアルに食らいつき、ゴールでは頭差先着して能力を示していた馬。

 レースは出遅れて二の脚もつかなかった。それでも3角では馬群に取り付き、外枠ながらコーナーでは内をロスなく回ってベテラン和田竜二騎手の技が光った。直線で外に持ち出すとスッと手前を替え、フラつきながらも伸びてきた。

 検量室前に引き揚げてくると、和田騎手は第一声が「メチャクチャ走る」と興奮気味。「おとなしすぎてゲートをもっさり出たけど、(力のいる)馬場もこなしたし、(勝ち馬とは)前半の位置取りの差だけ。楽しみしかない」と能力を高く評価した。

 中塚助手も「穴(欠点)がないと思っていた。今日は悪く言えば気合不足だったけど、次はゲートも出ると思う。センスたっぷりの走りを見せてくれたし、操作性が良く引っかからない。ゴール後も600メートルぐらい止まらなかったし、心肺機能が高い馬。引き揚げてきて、検量室前でボロ(フン)する馬なんて見たことない。大物感がある」と厩舎サイドの期待も大きい。

 「次は7月25日の新潟芝1800メートルを和田騎手で予定しています」と高橋義忠調教師。引き続きワンターンなら頭で狙える。(玉木 宏征)

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