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【宝塚記念】4歳クロノジェネシスぶっちぎり!レース最大6馬身差V 2年連続で牝馬が制覇

北村友を背にクロノジェネシスが史上5頭目の牝馬Vのゴールに飛び込んだ
北村友を背にクロノジェネシスが史上5頭目の牝馬Vのゴールに飛び込んだ

◆第61回宝塚記念・G1(6月28日、阪神・芝2200メートル、稍重)

 上半期を締めくくる第61回宝塚記念・G1が28日、無観客の阪神競馬場で行われ、2番人気のクロノジェネシス(北村友)が直線で後続をレース史上最大着差となる6馬身突き放す圧勝劇。史上最多8頭のG1馬が参戦したグランプリで、G1・2勝目を手にし、史上5頭目の牝馬Vを飾った。2着は2年連続でキセキ(武豊)。1番人気のサートゥルナーリア(ルメール)は4着に敗れた。

 終わってみれば圧勝だった。クロノジェネシスは中団を追走。勝負どころでは馬群の外めから、抑えきれない手応えで前を射程圏にとらえる。外からキセキがプレッシャーをかけてきたが、手綱越しに抜群の感触が伝わっていた北村友の自信は全く揺るがなかった。「馬が強くて自然に上がって行きました。手応えが違いすぎて、外を見る余裕がありました。絶対に伸びてくれると思っていました」

 確かな手応えは力強い加速となってライバルたちを圧倒した。直線に向いてステッキを3発。あっという間に突き放すと、ラスト1ハロンからは見せムチのみ。北村友がターフビジョンを確認する余裕さえあった。それでいてレース史上最大の6馬身差V。一頭だけ次元の違う走りで、2年連続の牝馬によるグランプリ制覇を成し遂げた。

 前走の大阪杯(2着)からわずか3か月でプラス10キロ。「馬もずいぶん成長していました」と斉藤崇調教師も目を細める。レース史上最多となるG1馬8頭の豪華メンバーだったが、成長度で上回った。「直前の雨も、恵みになりましたね」とトレーナー。10Rのパドックの周回が終わる頃、突然の土砂降りが仁川を襲った。他馬が伸びあぐねるなか、改めて道悪適性の高さも示した。

 初の中3週で調整が難しかったエリザベス女王杯(5着)をのぞけば、3着を外したことがない堅実派。逆に言えばもどかしい競馬が続いていた。検量室前に引き揚げてくる際、天を仰いで喜んだ殊勲の鞍上は「大阪杯では悔しい思いをしました。この馬ともう一回勝ちたい気持ちで頑張ってきました。改めてこの馬の背中の上にいられることが幸せです。秋も無事に行ってほしい」と感無量。乗り替わらないことが珍しい昨今に、デビュー以来ずっとコンビを組んできた深い絆がものを言った。

 ジェネシスは創世記を意味する。まだ4歳のヒロインが紡ぎ出す物語のクライマックスはこれからだ。

(玉木 宏征)

 ◆クロノジェネシス 父バゴ、母クロノロジスト(父クロフネ)。栗東・斉藤崇史厩舎所属の牝4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は11戦6勝。通算獲得賞金は5億3165万8000円。主な勝ち鞍は秋華賞・G1、クイーンC・G3(19年)、京都記念・G2(20年)。馬主は(有)サンデーレーシング。

<サンデーレーシング今年G1・4勝> ○…クロノジェネシスのオーナー、(有)サンデーレーシングは安田記念に続くG1連勝で今年G1・4勝目。生産したノーザンファームの副代表でもある吉田俊介代表は6馬身差の圧勝に「強くて、ビックリしました」と驚きの表情を浮かべた。今後に関しては「まだ分からないけど、現時点で海外も含めて未定です」と説明。母クロノロジストは今年、モーリス産駒の牝馬を出産した後、レイデオロを種付けして、受胎している。

 ◇優先出走権 宝塚記念を制したクロノジェネシスには、コックスプレート・豪G1(10月24日、ムーニーバレー競馬場)及び、ブリーダーズカップターフ・米G1(11月7日、キーンランド競馬場)の優先出走権が付与された。昨年は、宝塚記念を制したリスグラシューがコックスプレートに優勝、1着賞金に加え、ボーナスも獲得した。

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