【オトコだって宝塚が好き!】ゴールデンボンバー・歌広場淳「男の生き方を学べます」

「これからも『伝説のステージ』が生まれることを期待したい」と話すゴールデンボンバー・歌広場淳
「これからも『伝説のステージ』が生まれることを期待したい」と話すゴールデンボンバー・歌広場淳

 休演中の宝塚歌劇の再開を待っているのは、女性ファンだけではない。「オトコだって、宝塚が好き!」。今回は熱烈な男性ファンを代表して、ビジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」の歌広場淳(34)に、男の目線から見る“乙女の園”の魅力を聞き、タカラヅカ未経験の男性読者に向けて、楽しみ方を教えてもらった。(構成・筒井 政也)

【ゴールデンボンバー・歌広場淳】

 芸能界屈指のミュージカル通として知られる歌広場。幼少の頃、ディズニーアニメを見て「音楽が流れると何かが起きる」と胸騒ぎしたのが原体験だが、小学校の6年間を兵庫県宝塚市に隣接する西宮市で過ごし、タカラヅカと遭遇した。

 「阪神競馬場での夏祭りで、きらびやかな衣装のタカラジェンヌを見かけたのが興味を持ったきっかけです」。初観劇は「JFK」(1995年)で「轟悠さん(当時雪組・現専科)のハスキーボイスを聞いて『1人、男の人がいる!』と強く印象に残りました」。女性だけで生み出す魔法の世界は「目の前に起こっている現実なのに、まるで夢を見ているような。そんな経験は初めてで、それ以降もずっと忘れられなかった」。他組も調べ、中学生時代から本格的に熱中した。

 歌劇との出会いに恵まれた歌広場のように、100周年(2014年)の頃から男性ファンも増えつつある。「でも多くて2割ほどに見えます。その半分が熱烈ファンの女性に付き添う形かと思われ、僕みたいに男性1人という方はまだ少ないかもしれませんが、昔に比べたら多くなったことを男性トイレの混み具合で感じますね」

 それでも「恥ずかしい」「敷居が高い」と観劇を尻込みする男性はまだ多いが、男役と娘役のそれぞれから、男性目線での楽しみ方を教えてくれた。「男役は女性にとっての“理想の男性像”を描いています。キザでも、クサくても、タカラヅカで演じられてきた役を通せば、男の生き方を学ぶことができます」。昨秋退団した元星組トップスター・紅ゆずるの大ファン。「生き方そのものが僕に勇気をくれる存在。下から2番目の成績でトップまで上り詰め、トップは面白くある必要がないのに徹底的に面白い。僕は紅さんという『男』にほれているので『“女性が演じている男性”を演じている男』という見方。多少ゆがんでいるかも(笑い)」

 現役で期待を寄せる男役は紅の後任トップ・礼真琴。「歌もダンスも芝居も上手なジェンヌさんなので、そこに紅さんから受け継がれた“星組魂”をどういった形で表現されていくのか。どう自分の色に染め上げていくのか注目しています」

 一方、娘役は「『理想の男性』を夢中にさせ、時に惑わし、さまざまな形で男役の魅力を引き出してくれます。自分が女性なら、男役に大事にされるような女性を目指したと思います」。乙女心を知る勉強になるという。

 娘役で熱視線を送るのは、宙組に組替えが決まっている雪組・潤花(じゅん・はな)。「自分と同じ『じゅん』という名の人をついつい追うクセがあるのですが、舞台上での『学年の割に大人っぽい』雰囲気が、今の娘役の流行とは違った個性に感じられます。初めて観劇する男性は、ぜひ開演前にパンフレットを購入し、お気に入りの娘役を探してみてはいかがでしょうか。重要な役についてる人の方が舞台上で見つけやすいかもしれませんね」

 ◆歌広場 淳(うたひろば・じゅん)1985年8月30日、千葉県生まれ。34歳。「ゴールデンボンバー」のベース募集に応募し、2007年に加入。ライブでの振り付けやあおりを主に担当している。文芸やイケメンへの造詣も深く、フジテレビ系「めざましテレビ」(月~金曜・前5時25分)では「歌広場淳のイケメン手帳」のコーナーに出演中。芸名は関東地区で展開するカラオケチェーン店が由来。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請