【沼津】開幕ダービー逆転勝利!尾崎瑛一郎が勝ち越しPK「最低限の仕事ができた」

前半45分、藤枝FW森島がボレーを放つも、沼津GK長沢がパンチングで防ぐ
前半45分、藤枝FW森島がボレーを放つも、沼津GK長沢がパンチングで防ぐ

◆明治安田生命J3リーグ第1節 沼津2―1藤枝(27日、愛鷹多目的競技場)

 開幕戦でいきなり実現した静岡ダービーは2―1でアスルクラロ沼津の勝ち! 新型コロナウイルスの影響で開幕が約4か月遅れ、無観客試合で行われる中、ホームの沼津は後半32分にCKからDF藤嵜智貴(25)が同点弾。後半38分にはDF尾崎瑛一郎(35)が勝ち越しPK弾を決め、2年ぶりの開幕戦及びダービー勝利を挙げた。J3開幕戦での静岡ダービーは史上初。今季就任した今井雅隆監督(61)は、JリーグではJ2徳島監督だった07年以来の白星を挙げた。藤枝MYFCは先制も3年ぶりに開幕戦で黒星を喫した。

 足に魂を込めて振り抜いた。同点の後半38分、PKを沼津DF尾崎がゴール左へ強く蹴り込んだ。「あそこまで頑張ってペナルティーエリア内に侵入して取ったPK。最低限の仕事ができた」。2―1とし、そのまま試合終了。勝利を決めると肘タッチで喜びを分かち合った。

 先制を許したが、今季就任した今井監督が目指す「つなぐサッカー」が形になった。後半18分にFW渡辺とFW中山雄を入れたあたりから徐々に主導権を握ると、32分に尾崎の左CKから藤嵜が同点ヘッド弾。38分にもDF安在のシュートが相手のハンドを誘発し、PK獲得。指揮官は「自分たちのスタイルが後半に出せた。自信をもってくれれば」。昨年まで山形ユースを10年間指導。13年ぶりにJリーグ監督に復帰した指揮官にとっても07年のJ2徳島時代以来のJでの白星になった。

  • 後半38分、尾崎のPKで勝ち越して喜ぶ沼津イレブン

    後半38分、尾崎のPKで勝ち越して喜ぶ沼津イレブン

 4月24日に筋委縮性側索硬化症(ALS)で闘病していた米山哲史アカデミーコーチが54歳で亡くなった。尾崎は21日、FW前沢とともにお別れ会に参列。「(沼津の前身セントラルSCでコーチとして92年から18年まで)ずーっとアスルクラロに携わってくれた方。クラブにとって非常に意味のある勝利。新しい歴史の1ページになった」。功労者に勝利を一日も早く勝利を報告したかっただけに、感慨深げだった。

 試合はリモート応援こそ行われたが、無観客試合。給水ボトルも指定されるなどいつもとは違う光景だった。だが藤嵜は「違和感はあったが、プレーに影響はなかった」と強調した。2年ぶりの静岡ダービー勝利について今井監督は「相手は昨年上位(3位)で我々は挑戦者。あまり深く考えずに勝負に特化した」。優勝を目標に掲げる今井アスルクラロが夏に最高のスタートを切った。(山田 豊)

試合詳細
前半45分、藤枝FW森島がボレーを放つも、沼津GK長沢がパンチングで防ぐ
後半38分、尾崎のPKで勝ち越して喜ぶ沼津イレブン
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