【巨人】楽天で106発ウィーラーを電撃獲得…池田とトレード、原監督「一塁か左翼」

昨年4月、自分と似ているアニメのキャラクター「ハクション大魔王」とポーズを取るウィーラー
昨年4月、自分と似ているアニメのキャラクター「ハクション大魔王」とポーズを取るウィーラー

 巨人は25日、楽天のゼラス・ウィーラー内野手(33)を獲得し、代わりに池田駿投手(27)を送る交換トレードが合意に達したと発表した。ウィーラーの背番号は「48」に決定。30日に本拠・東京Dで入団会見が行われる予定だ。今季は来日6年目で初めて開幕2軍だったが、楽天は日本通算106発の“功労者”の出場機会を模索。右の大砲を探していた巨人と思惑が一致する形で、開幕直後の電撃トレードが成立した。

 開幕4連勝と好スタートを切った原巨人が、さらなる戦力補強に成功した。楽天に池田を送り、代わりに大砲・ウィーラーを獲得する交換トレードが合意に達した。原監督は「うちにはいない野性味あふれるタイプの選手。守備もいろんな位置を守れるということで、間違いなく戦力になってくれるでしょう。いい補強をしてくれたなと思います」と期待をかけた。

 待望していた右の長距離砲だ。ウィーラーは15年から楽天の主砲として活躍。17年には31本塁打を放つなどパンチ力は証明済みで、今季で来日6年目と日本の野球にも慣れており、即戦力のスラッガーといえる。アニメ「ハクション大魔王」に似ている愛嬌(あいきょう)あるルックス、熱いハートを前面に出したハッスルプレーで人気を博した。主に三塁を守ったが、一塁や外野も守った経験も持つ。チームには“若大将”岡本が三塁に君臨するため、指揮官は「三塁ではないということはいえる。そこは動かしたくない。まずは一塁か左翼でしょう」と構想を明かした。

 シーズン幕開け直後の電撃トレードが成立した背景には、楽天のチーム事情と新型コロナウイルスの影響がある。6人の外国人選手を抱える楽天で、外国人枠からあふれる形で開幕から2軍でプレーしていた。楽天・石井GMはウィーラーを“功労者”として「彼のような選手が1軍の舞台でできないのは僕としても心苦しかった。ウィーラーも出場機会を求めたので、そういう環境を探していた」と移籍先を模索していたことを明かした。その中で、右の長距離砲を探していた巨人と、左の中継ぎの層を厚くしたい楽天との思惑が一致。コロナ禍で海外から新たな選手を獲得することが容易ではないことも後押しする形となった。

 ただ、巨人でも競争が待っている。原監督は「スタメンで出るのが一番いい。ただ、うちのチームも決してレベルの低いチームではない」とポジションを勝ち取ることを求めた。ウィーラーは楽天を通じて出したコメントで、東北への感謝、そしてアスリートとしての純粋な欲求をつづった。「イーグルスのメンバーとしての時間を忘れません。ただ私にはプレーヤーとしてまだやらなければいけないことがあります」。ウィーラーの日本での第2章が、幕を開ける。(西村 茂展)

 ◆ゼラス・ウィーラー(Zelous Wheeler)1987年1月16日、米アラバマ州生まれ。33歳。マイナー通算77本塁打で、ヤンキースに所属した2014年7月にメジャーデビュー。15年に楽天に入団。メジャー通算29試合で打率1割9分3厘、2本塁打、5打点。NPB通算596試合で打率2割6分2厘、106本塁打、345打点。178センチ、100キロ。右投右打。年俸2億円。

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