【巨人】阿部2軍監督1勝「やっと始まった」育成&再生でチルドレン1軍送り込む

監督初勝利のウィニングボールを手に笑顔でポーズの阿部慎之助2軍監督
監督初勝利のウィニングボールを手に笑顔でポーズの阿部慎之助2軍監督

◆イースタン・リーグ 巨人5―4ヤクルト(24日・ジャイアンツ)

 巨人の阿部慎之助2軍監督(41)が24日、ヤクルト戦(G球場)で、イースタン・リーグ公式戦初白星をあげた。昨季限りで現役を引退。新指揮官は“阿部チルドレン”を一人でも多く1軍へ送り込むつもりだ。

 歓喜の“エアハイタッチ”をナインと交わした阿部2軍監督。ウィニングボールを捕手の田中貴から受け取ると、そのままボールを無人のスタンドへ…と、投げ込むそぶりだけ見せ、うれしそうにポケットにしまった。「ファンがいたらあげてたよ。もちろんうれしいし、やっと始まったなという思い」。監督としての公式戦初勝利を笑顔で振り返った。

 キャンプから指導に力を入れてきた“阿部チルドレン”が躍動した。試合を作ったのは、ドラフト2位右腕の太田。毎回走者を出しながら7回無失点と好投した。打っては昨年11月にドミニカ共和国のトライアウトを視察して発掘した育成のウレーニャ、熱血指導で支配下選手に押し上げたモタがそれぞれ4、5回にソロアーチだ。阿部2軍監督は「おごらないように、これからもいろんなことを言い続けてあげたい」と成長を期待した。

 “育成”だけでなく、1軍から降格した選手の“再生”にも力を注ぐ。この日は、開幕前までは1軍にいた若林と、21日に2軍降格したビエイラだ。若林は2本のアーチで好調をアピール。前日のブルペンで指揮官から助言を受けたビエイラは、最速155キロの直球で8回2死一、二塁のピンチを切り抜けた。選手の力を最大限に引き出し、1軍に送り返す「阿部再生工場」としての期待もかかる。

  • 5回無死、右越え本塁打を放ち生還したモタ〈44〉を迎える阿部2軍監督(右から杉内コーチ、田中貴=カメラ・竜田 卓)

    5回無死、右越え本塁打を放ち生還したモタ〈44〉を迎える阿部2軍監督(右から杉内コーチ、田中貴=カメラ・竜田 卓)

 今季の2軍スローガンは「考動(こうどう)~苦しい方を選べ 迷ったらやれ~」。試合前ノックでは、常に一塁手の横でサポートに回るなど、グラウンドを動き回っている。「選手あがりだし、選手に近い存在でいたい」。選手に寄り添ったスタイルを貫き、指揮官としての野球人生を歩んでいく。(中間 卓也)

監督初勝利のウィニングボールを手に笑顔でポーズの阿部慎之助2軍監督
5回無死、右越え本塁打を放ち生還したモタ〈44〉を迎える阿部2軍監督(右から杉内コーチ、田中貴=カメラ・竜田 卓)
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