山本太郎氏、エッセンシャルワーカーに危険手当1日2万4000円プラン

スポーツ報知
肘タッチする山本太郎氏

 任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に立候補している「れいわ新選組」の山本太郎代表(45)は、選挙戦7日目の24日、町田市の町田駅前で街頭演説を行った。

 地方債発行により「総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ」という政策を掲げる山本氏。具体的には「まずは全都民に10万円を給付」のほか、新型コロナウイルスの第2波、3波に備え、「補償なき自粛」になった場合は、エッセンシャルワーカーに1日2万4000円の危険手当を支給するとした。

 山本氏は「ロックダウン的なことが行われ、社会が動きを止めたかのように見えても、絶対に動かさなきゃいけない仕事はある。例えば医療従事者、医師だけじゃなくて看護師、准看護師、助産師さん、いろんな方がいらっしゃる。他にも小売。コンビニの店員さん、スーパーの店員さん。他にも介護、保育、宅配便の方、バイク便の方。そういうエッセンシャルワーカーの方に危険手当を付けたい。給料とは別です。1日2万4000円が必要です」と訴えた。

 「イギリスの国家統計局で出された数字」として、新型コロナ感染による平均死亡率を上回る職業を紹介。小売が平均の2倍、介護職が3・2倍、タクシー運転手は3・7倍だったという。「休みたくても休めない、社会を動かすためには絶対必要という職業に対しては、危険手当を担保するべき」と主張した。

 2万4000円の根拠としては「自衛隊が海外に派遣され、派遣先で修羅場になる、駆けつけ警護などの場合は2万4000円になる。(コロナ禍ではエッセンシャルワーカーに)目に見えない“弾丸”が飛び交う中でお仕事していただくわけですから、それくらいは担保しなければならない。数々の職業の方に2万4000円を出し続けて、ロックダウン的なことが1か月続いたとして、3600億円くらい。できますよ。やらなきゃダメなんです」と、言葉に力を込めた。

 都知事選は過去最多の22人が立候補。再選を目指す無所属現職の小池百合子氏(67)のほか、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、政治団体「ホリエモン新党」から出馬したNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(52)らの候補者がいる。

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