28年前に棋聖・王位に連続挑戦した郷田真隆九段 同じタイトルに挑む藤井聡太七段は「完成度高い」

郷田真隆九段
郷田真隆九段

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が23日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第61期王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢2冠(27)=叡王、王座=に勝ち、木村一基王位(47)への挑戦権を獲得した。棋聖戦でも渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に挑戦中(1勝0敗)で、同時進行で2つのタイトル戦に臨むことになった。王位戦7番勝負は7月1日に開幕する。

 初のタイトル挑戦中に別棋戦の番勝負も進行する例は極めて珍しく、タイトル獲得通算6期を誇る実力者・郷田真隆九段(49)が1992年度に藤井と同じ棋聖戦・王位戦で谷川浩司現九段(58)=当時竜王、王位、王将、棋聖の4冠=に挑戦して以来28年ぶりとなった。

 23日夜、将棋会館の隣室で対局を終えた後の郷田九段が取材に応じた。

 ―藤井七段が王位挑戦権を獲得しました。郷田九段が1992年度に棋聖、王位に連続挑戦した時と同じ状況です。

 「僕は四段でしたから。藤井七段は既に実績を挙げているので僕とは違うかな、と思います。朝日杯(一般棋戦)連覇などもしているし、僕とは全然違うと思います」

 ―現在の藤井将棋をどのように見ているのでしょう。

 「完成度が高いですね。十代ですから普通は荒削りになるものですけど、それがないのが特長だと思います。細かいところも勉強できるソフトの影響がなじんでいる印象はあります」

 ―28年前、棋聖戦では敗退しましたが、王位戦では谷川王位から初タイトルを奪取しました。当時の記憶とはどのようなものなのでしょう。

 「いやいや、僕は負けるのが当たり前でしたから。四冠対四段ですからね。(タイトル獲得は)たまたまだったと思います。藤井七段はもう実績を挙げて各棋戦で勝っていますから。完敗してしまうような将棋も少ないですし。…でも、さすがにこれから先はそう簡単にはいかないのかなあ、とは思いますけど」

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