【阪神】ボーア、“バースの再来”どころか超えてもた…球団ワースト開幕16の0

6回無死一、二塁、ボーアは空振り三振に倒れてうなだれる
6回無死一、二塁、ボーアは空振り三振に倒れてうなだれる

◆JERAセ・リ-グ ヤクルト1―4阪神(23日・神宮)

 阪神がボーアを除く先発全員の12安打で、今季初勝利を飾った。12球団唯一の開幕3連敗発進だったが、糸井の先制二塁打とマルテの左越え2ランで初回に流れを作った。2試合連続で6番に入ったボーアはまたも4打数無安打で、開幕から16打席ノーヒット。球団の新外国人野手では1983年のランディ・バースの15打席を37年ぶりに更新するワースト記録となった。

 エアハイタッチの勝者の列で矢野監督が笑みを浮かべ、ナインを出迎えた。3連敗発進と苦しみ、ようやく手にした就任2年目の初白星。「うれしいよね。苦しんだ分ね。ここからスタートにできる勝ちにしてくれた」。ウィニングボールを受け取り、余韻に浸った。

 ただ、懸案の“しこり”は残った。投手の青柳にも「H」ランプがともるなど12安打で先発全員安打と思いきや、不動の4番候補として獲得したボーアはまたも4打数無安打。2試合続けて6番で出場したが、6回には無死一、二塁の好機に左腕・中沢を投入され、あえなく空振り三振に倒れた。開幕から16打席連続ノーヒットで史上最強助っ人のバースの15打席を上回り、不名誉な球団記録を更新。対左投手も来日から実戦25打席無安打とトンネルの出口が見えない。指揮官は「今日もJB(ボーア)だけか? 早くあいつも1本出れば、気分が変わると思う」と祈るように吐露した。

  • 現役時代のバース

    現役時代のバース

 もちろん、勝ったからこそボーアも救われ、前向きに受け止められる。初回の先制シーンは開幕3戦目で上位打線を大幅改造した成果だ。昨季の主戦場の1番に戻った近本が右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、一死三塁から3番に座る糸井が一塁線を破る先制二塁打。さらに、B砲の代わりに4番を担うマルテも左越えの1号2ランで続いた。矢野監督は「何が一番機能するのか。今はこれがいいのかな」とうなずいた。

 7回無死一塁では快投していた先発の青柳から、開幕戦で逆転弾を浴びた岩崎にスイッチし、スアレス、藤川と勝利の方程式をつなぐ執念も見せ、指揮官は「ウチの勝ちパターン。中身があった勝ち方」と充実の表情。まだ始まったばかり。B砲の覚醒を待ちつつ、再出発を図る。(小松 真也)

  • 1回1死三塁、マルテ(右から2人目)が2ランを放ち、ベンチの矢野監督(左端)らナインが大喜びで迎える

    1回1死三塁、マルテ(右から2人目)が2ランを放ち、ベンチの矢野監督(左端)らナインが大喜びで迎える

6回無死一、二塁、ボーアは空振り三振に倒れてうなだれる
現役時代のバース
1回1死三塁、マルテ(右から2人目)が2ランを放ち、ベンチの矢野監督(左端)らナインが大喜びで迎える
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