“夜の街”3か月ぶり解禁 六本木ラウンジは客も女の子も「プロテクト」状態

スポーツ報知
透明のプロテクトベール越しに両側から接客する女性スタッフ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京都が出していた休業要請は、19日に接待を伴う飲食店も含め全て解除された。これを受け、ラウンジ「BADD GIRLS 六本木WEST店」も22日に営業を再開。夜の繁華街関連の感染者が目立つ状況の中、男性客は透明のプロテクトベールなどに入り、透明のマスクをした女性スタッフが接待するといった感染防止対策を徹底する。

 店内には見慣れない光景が広がっていた。天井からは男性客が1人入れるサイズの透明な「プロテクトベール」がつるされ、接客する女性スタッフは、PET樹脂でできた透明なマスクを着けて会話する。

 3月末から休業し、約3か月ぶりの再開。開店から14年で、これだけの長期休業も、再開前に報道陣に公開するのも初めて。都内では「夜の街」関連の感染者が目立っているだけに、西村徹店長(36)は「『夜のお店』でクラスターが発生しており、こういう形(の感染防止対策)でやっていることを知っていただきたかった」と話した。

 「BADD GIRLS」など都内の系列8店舗で営業再開。感染防止の「10の取り組み」を掲げ、特製のプロテクトベールやマスクの他、空気中のウイルスを不活化させるという大阪府立大が開発した「コロナクリーナーF」を設置。全スタッフが抗体検査済みで、客も希望者は4000円で検査が可能という。

 同店は「Campus Cafe」と銘打ち、「女性スタッフは全員“現役女子大生”です」とPR。女性との“近さ”を重視し、2メートル離れることなく接客できるようにプロテクトベールを33個設置した。しぶきを防ぐベール内では、マスクを外して会話を楽しめる。以前は45席まで確保できたが、混雑を避けるため来客は33人までに抑える方針だ。

 コロナ禍で不安を訴える女性スタッフもおり、在籍人数は2割ほど減って現在は100人強という。都内の大学に通う「さや」さんは、マスクでの接客に「話しづらかったりするけど、慣れたらまたお客さまと楽しめると思うので頑張りたい。再開が決まり(店に)出るか迷ったが、お店側が(感染)対策している中なので安心できる」と笑顔だった。

 休業中は売り上げがゼロになり「最低保証的な形で生活保障はしていただいていた」と西村店長。それでもプロテクトベールの設置など、数千万円かけて感染防止対策を施した。「こういう形は業界で初めてだと思う。安全性が確認できて、モデルになっていければ」と話した。(竹内 竜也)

 ◆のれんの形で口元隠して飲酒「フェイスベール」

 新型コロナウイルス感染防止のため口元を隠しつつ、接待を伴う飲食店の雰囲気を壊さない「フェイスベール」を、山形県米沢市のラウンジ経営会社フェリスと和装メーカーおとづき商店が共同開発した。

 店の再開に当たり安全とムードの両立を模索する中で完成したベールは、縦長の布を3枚連ねたのれんのような形。口を覆う中央部は布を二重にし、持ち上げればグラスなどを口元に運べる。おとづき商店によると、マスクによる肌荒れに悩む人や、楽器演奏者からも引き合いがあるという。

 色は黒、青、ピンクなど豊富で、レースや米沢織の生地がある。通販サイトで2200~3850円で販売しているほか、米沢市へのふるさと納税の返礼品にもなっている。

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