中高生の陸上オンラインレース“バーチャレ”開催発表 主催者の横田真人氏「記憶に残して欲しい」

主催者である横田真人氏は現役こそ退いたものの、選手とトレーニングを積み、昨年9月には男子800メートルのペースメーカーも務めた
主催者である横田真人氏は現役こそ退いたものの、選手とトレーニングを積み、昨年9月には男子800メートルのペースメーカーも務めた

 陸上の男子800メートル前日本記録保持者の横田真人氏(32)を中心とする合同会社TWOLAPSなどが22日、全国の中高生が無料で参加できるオンラインレース「VIRTUAL DISTANCE CHALLENGE~記録を記憶に残す夏~」の開催を発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて全国中学校大会や全国高校総体が中止となり、横田氏らが「将来の陸上界を支えていく子供たちの、陸上への情熱を再び燃やすきっかけにしたい」と、通称“バーチャレ”と銘打って開催される。7月20日以降に大会参加登録、8月14~23日の期間にレース動画やタイムをアップロードすることでエリア別ランキングなどを作成する。動画はユーチューブなどで閲覧可能とする予定だ。運営ディレクターには横田氏が指導する昨秋のドーハ世界陸上女子1万メートル代表でハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32)や昨年の日本選手権女子中距離2冠の卜部蘭(25)=ともに積水化学=らが名を連ねる。

 さらに、企画・PR・測定は一般社団法人OTTが担い、レースの賛同者もアテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき氏(41)や08年北京五輪400メートルリレー銀メダルの高平慎士氏(35)、東洋大時代に箱根駅伝5区で活躍した「2代目・山の神」柏原竜二氏(30)など豪華メンバーがそろう。08年北京五輪陸上5000、1万メートル代表で長距離レースディレクターを務める竹沢健介氏(33)は「コロナにより次々と大会がなくなっていく中、何のために練習をしているのだろう?と、目標を失い苦しんでいる学生が全国には沢山いると思います。そこで、学生の皆さんが日頃から積み重ねてきた努力の成果を発揮出来る場所、目標とする大会を私たちが提供したいと考えています。それぞれの目標に向かって是非頑張って下さい。大会や大会に向かうプロセスが、皆さんにとって記憶に残る想い出になることを心より期待しております」とコメントした。

 現時点では中長距離種目の開催が決まっているが、現役アスリートらの賛同が増えていけば他種目の実施も現実味を帯びる。主催者で中距離ディレクターを務める横田氏は「全国一を目指す選手もいれば、友達とスポーツを楽しむことが目的の選手もいる。それぞれの目的と、日々の学校生活、トレーニング、地域大会、都道府県大会。顧問の先生、コーチ、両親、チームメイトとの絆。全中、インターハイはその全てが詰まった“言葉”であるということに気がつきました。バーチャルディスタンスチャレンジを通して、それぞれの大会をぜひ作り上げて欲しいと思っています。全国ナンバーワンを目指す、大会を目指す過程を楽しむ、夏の思い出づくり、なんでも構いません。それぞれが取り組んできた“陸上競技”をここに詰めて、記憶に残して欲しいと願っています」とコメント。熱い夏が、学生アスリートを待っている。

 ◆VIRTUAL DISTANCE CHALLENGEとは 通称バーチャレ。スローガンは「記録を記憶に残す夏」。参加は無料で、全国の中高生が対象。7月20日以降に大会参加登録し、8月14~23日にレース測定有効期間(7月20日~8月23日)のレース動画などをアップロード。記録をもとにエリア別ランキングなどを作成する。

 ▽代表発起人 横田真人(TWOLAPS TC)

 ▽運営ディレクター 新谷仁美、卜部蘭(ともに積水化学)、石塚晴子(LAWSON)、館沢亨次(DeNA)、樺沢和佳菜、細井衿菜(ともに慶大)、楠康成、飯島陸斗、田母神一喜(いずれも阿見AC)

 ▽主な賛同者 野口みずき、為末大、加納由理、沢野大地、高平慎士、宇賀地強、小林祐梨子、柏原竜二、神野大地、高桑早生、村山紘太、村山謙太、小椋祐介、豊田将樹(以上陸上競技)、鈴木啓太(サッカー)、池田信太郎(バドミントン)今村貴彦(バレーボール)、永井美津穂(体操)、西藤俊哉(フェンシング)、堀島行真(モーグル)

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