【掛布論】大事なのは「形」…阪神は3戦目も「4番・ボーア」を崩さない方がいい

5回2死一塁、ニゴロに打ち取られたボーア(投手・田口麗斗、捕手・炭谷銀仁朗)(カメラ・竜田 卓)
5回2死一塁、ニゴロに打ち取られたボーア(投手・田口麗斗、捕手・炭谷銀仁朗)(カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リ-グ 巨人11―1阪神(20日・東京ドーム)

 阪神の新外国人ボーアが2度の満塁機に凡退し、ブレーキとなった。2点ビハインドの7回2死満塁では左腕の高木を投入され、あえなく見逃し三振。2試合ノーヒットで、対左投手には春先の実戦から20打数無安打とアレルギーぶりを露呈した。開幕連敗スタートは2006年以来14年ぶり。3タテ阻止へ新4番の覚醒が待ち望まれる。

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 ボーアは結果を欲しがるあまり、振りにいくのではなく、当てにいく構えになっている。かかとに体重がかかったままで、右足の踏み込みがないので、左投手の外角にバットが出ない。7回2死満塁、左腕・高木の外角ストレートを3つ見逃して三振に倒れた。もっと攻撃的に踏み込んでスイングしないと、現状は打開できない。

 阪神の4番を務めた者として残念だったのは、7回の守備から交代したこと。疲労がたまっている時期なら別だが、開幕2戦目で、しかも伝統の一戦。負けている状況で、4番がベンチに退くのは白旗を揚げたことを意味する。あの時点ではまだ2点差だったし、何点差あっても、野球は最後まで何があるか分からないのだ。

 120試合制とはいえ、長いペナントレース。打った打たない、勝った負けたは勝負のあや。大事なのは「形」だ。3戦目も「4番・ボーア」を崩さない方がいい。仮にスタメンから外して勝ったところで、長い目で見れば大きなものを失う。春季キャンプで見せていた右足の踏み込みを取り戻せば打てるようになる。ベンチは「三振を恐れるな」と送り出し、調子が上向くのを我慢して待つしかない。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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