【楽天】松井裕樹625日ぶり先発「力んでしまった」4回6安打1失点で85球降板…チームは競り勝つ

先発も4回6安打1失点で無念の降板となった楽天・松井(カメラ・義村 治子)
先発も4回6安打1失点で無念の降板となった楽天・松井(カメラ・義村 治子)

◆パ・リ-グ オリックス1―2楽天(20日・京セラドーム大阪)

 今季から先発に再転向した楽天・松井裕樹投手(24)が20日のオリックス戦に今季初登板した。初回に先制点を献上すると、4回6安打3四球1失点で降板。課題が残る内容となったが、チームは三木肇監督(43)の執念が実り、延長10回、2―1で競り勝った。

 パ・リーグでは唯一、開幕から2連勝。延長10回、競り勝った楽天ナインが満面に笑みを浮かべる中、松井はどこかホッとしたような表情をしていた。先発としては2018年10月4日の日本ハム戦(楽天生命パーク)以来、625日ぶりとなるマウンド。4回6安打1失点という内容に「最低でも5回までいかないとダメですね」と悔しさをにじませた。

 課題の立ち上がりで、つまずいた。初回先頭のT―岡田は中飛に仕留めたが、ロドリゲス、吉田正に連打を浴びると、2死一、三塁から中川に右前へ先制タイムリーを許した。2回は3四球。際どくコーナーの隅を突いたが、無情にも「ボール」と判定される場面もあった。「どうしても点数をやりたくなくて逃げてしまった」と肩を落とした。

 失点こそ許さなかったものの2回の1イニングだけで33球。2回を終えた時点で52球を投じた。「(今年)最初の登板だったので、力が入ってしまった」。なんとか最少失点で粘ったが、4回を終えて球数は85球に達しマウンドを降りた。「1イニングで30球(以上)という回を持ってしまうと、ゲームとしても、しまってこない」と悔やんだ。

 ただ三木監督は、左腕を責めようとはしなかった。「初登板だったので、いろんな面でうまくいかなかったこともあったと思う。課題というか、話をする必要はあると思いますけど、頑張って投げてくれたと思う」とねぎらいの言葉も口にした。

 昨季は不動の守護神として君臨し68試合に登板。38セーブを挙げ、初めて最多セーブのタイトルを獲得した。次回登板こそ、結果で先発としての適正を証明したい。「次は言い訳できないと思う。次回に向けてしっかり準備したい」。その言葉に、先発として柱になるという決意が詰まっていた。(高橋 宏磁)

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